Google Cloud PlatformのAlways FreeでWordPressを運用した場合の落とし穴

WordPressで構築している本ブログですが、半年ほど前にAlways Freeを使った完全無料運用をねらってGoogle Cloud Platform上に移行しました。そのときの模様は以下の記事に記載しています。

Google Cloud PlatformのAlways Freeという太っ腹なシステムを使えば、一定の制限までなら無料でサーバやグローバルIPを使うことができます。また、登録時にはトライアルとして1年間使えるクレジットも付与されるため、制限を超えてしまったとしても開始から1年以内であれば付与されたクレジットから支払われ、実質的な持ち出しはゼロ円になります。

ここ半年ほど実際に運用してみて、実際に完全無料でやっていけそうか、その他問題は発生しないか確認した結果、いくつか問題があったので記事にしておきます。

インスタンスが想像以上に貧弱

Always Free枠で利用可能なインスタンス(サーバ)は、f1-microという最も貧弱なスペックのもので、仮想CPUが1つ、メモリが600MBしかありません。ブログ記事そのものはCloudflareでキャッシュしていますし、そもそもページビュー数が少ないのでこの程度でも大丈夫かと思っていました。

実際、記事に対するアクセスは問題なく捌けましたが、ブログ記事の更新作業で予想外のトラブルが起きました。記事を新規作成したり、更新したりしたタイミングで保存すると、CPU負荷が100%を超え、しばしば更新エラーになってしまうのです。

特に、一度エラーになってしまうとエディタがサーバに対して再度保存を要求し、それもエラーになるのでさらに保存を要求し…と悪循環がはじまってしまい、どんどん負荷が高まっていく、という事態が発生しました。こうなると、最新の状態をあきらめる覚悟で一度エディタを閉じるしかありません。

負荷が高まっている状態ではブログの更新ができないだけでなく、キャッシュが効いていないページは閲覧もまともにできなってしまうため、なかなか問題に感じます。特に、WordPress5.0から導入された新エディタのGutenbergは頻繁に自動保存しにいくため、こうした状況になりやすいです。

Gutenbergを使う場合は以下のプラグインを導入し、自動保存をオフにすることをおすすめします。

また、新規投稿する場合は即時公開ではなく予約投稿すると問題が発生しづらいです。

ネットワーク転送量が上限を超えてしまう

Always Freeでは、ネットワーク転送量のうち上りは完全に無料ですが、下りは1ヶ月あたり1Gを超えると料金が発生します。こちらはCloudflareのキャッシュが頑張ってくれればいけるかなぁ…と思っていたのですが、やはり余裕で超えてしまいました。

このブログはせいぜい月間1万ページビュー程度しかないのですが、それでも転送量は4~5G程度オーバーしているようです。支払い額は月数100円程度なのですが、この調子でいくと、普通にレンタルサーバ借りた方が安くなってしまうかも…。

Cloudflareを確認すると、キャッシュ率は約49%でした。現状のキャッシュレベルは標準なので、これを上げることでキャッシュ率を改善できればネットワークに対する課金は低減できる可能性はあります。また、キャッシュがうまく機能していないのであれば、画像をGCP外に置くことも対策の1つになりえます。

というわけで、クレジットが切れたあとは少額の課金が発生する見込みですし、CPUの貧弱さを考えると使い勝手もそこまで良くもありません。ページビューが非常に少ない間の試行運用として考え、サイトが成長してきたら移行できるように準備しておくと良いでしょう。

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