収入を給与に頼るのはリスクが高い

文化放送がラジオ・Podcastで「オトナカレッジ聴く図書館」というのを配信していて、すきま時間をつぶすのによく聞いています。

オトナカレッジ聴く図書館 Podcastアーカイブ|文化放送 JOQR

内容としては、世界史学科、経済・ビジネス学科、健康学科などのカテゴリに分かれていて、それぞれ隔週で著名人を招いて30分ほど1つのテーマについて語る、といった内容です。軽い気持ちで聞けるので、薄ーく一般教養を積みたい人にはおすすめ。ちなみに、一番のお気に入りは世界史学科で、予備校講師の茂木誠氏が独断を交えつつ地政学に基づいた世界史を語っています。

その中にはマネー学科というのもありまして、マネー雑誌 ZAIの編集長が、株や保険について語っています。マネー雑誌の方らしく個別株推しが多めで、あとづけで「ほら、この個別株を買っていればこんなに儲かったんですよ〜」みたいな話も多いので、全般的に話半分ぐらいで聞いているのですが、今週の放送「15年見れば分かる、なぜ株を買うべきなのか」で珍しく同意できた話がありました。

それは、

15年前に比べると、企業は業績を向上させても社員の給与は福利厚生という形で還元することは非常に少なくなった。そういったお金は、配当金という形で株主に還元するようにどんどんなってきている。そういう世の中では、社員でありながら株主にもなることで、自分に還元させていかなければいけない。

というような話です。企業の配当性向がそれほど劇的に変わったのかまではわかりませんが、日本において、社員・労働者の環境は以下のような形で年々悪化の一途を辿ってきました。

・収入の下落
・非正規労働者の増加
・正規労働者の減少

私の仕事であるシステム開発関連でも、仕事は単純作業から順にどんどん海外に移しています。また、賃金体系も変化し、従来のように昇給し続けるためには、低い評価を間に挟むことなく高い人事評価を連続してとりつづけ、昇格候補に選ばれたうえで、さらに厳しいストレステストを経て管理職にならなくてはならなくなりました。結果として当然、社内の賃金格差も拡大してきています。私はこうした社内競争を勝ち抜いていくような気概も能力も持ちあわせていないので、頭打ちになった収入分は株主の立場で回収したいところなわけです。

ここのところ、労働人口の減少により、人手不足が目立ち始めたので、一時的には労働者の立場(価値)は持ち直してきているようです。しかし、他方ではより実用性の高いロボットの開発・導入が急速に進んでおり、単純作業の置き換えがさらに進んでいるのに加え、AlphaGo(人間すら理解不能な指し手で囲碁のトッププレイヤーを圧倒した人工知能)の登場によって高度な知的労働とされていた分野すらコンピュータに奪われる時代がすぐそこまでやってきている気配です。私の仕事も、人間がやる時代がどこまで続くのかあやしくなってきました。

どれだけAIやロボットが発展して労働者が減ったとしても、企業そのものがなくなる可能性は低いでしょう。社員という立場から大半の収入を得ている状態は、いわば資産の大部分が自らの労働力に偏った状態と言えるわけなので、ポートフォリオ全体のリスクを下げるために、他の資産を増やすのは非常に大事だと思っています。株を買い、株主となって配当による収入を増やすのは、その有力な手段の1つということですね。

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