早期リタイア(F.I.R.E)を達成するための4つのルート

早期リタイアを志していると、早期リタイア達成者/途上者がたくさん目につくようになります。そんなリタイア達成者/途上者ですが、全員が同じやり方で早期リタイアを達成しているわけではなく、いくつかの異なるルートを辿ってリタイアを達成しています。

ここでは代表的な4つの達成ルートを確認し、自分が今辿っているルートや自分に向いたルートについて理解を深めていこうと思います。そのための土台として今回は、「金持ち父さん貧乏父さん」のロバキヨが提唱?した、収入形態を表す4つの区分:キャッシュフロー・クワドラントを使います。

キャッシュフロー・クワドラント

これがキャッシュフロー・クワドラントで、それぞれの領域ごとに収入の獲得方法が違います。

4つの領域の中央に赤い線を引いていますが、この赤い線の右側と左側では世界がまったく異なることに注意してください。線の左側は、自分の時間を売ることで収入を得る人たちです。これに対して右側は、他人やお金を働かせることで、自分の時間に縛られずに収入を得る人たちです。線の左側にいる限り、生活のために自分の時間を売り続ける必要があるので、早期リタイアを実現するためには線の左側から右側へ移る必要があります。

次からは、この4分類の左側の世界から右側の世界へ行くためのルートを順に見ていきます。

事業成功型(ESBI型)

一代で富を築くための王道ルートがこれです。従業員として事業のノウハウを溜め、自分の事業を起こし、事業が軌道に乗ったら経営を他者にまかせることで、自分の時間を使わずとも収入が得られるようになります。また、事業で得たお金を不動産や証券に投資することで、さらに収入が増えていきます。

このルートは、うまく進むことさえできればそれぞれの領域に必要な知識を順序よく効率的に身につけることができ、また収入も高くなるので、非常に早く右側の世界へ移ることができます。収入源も複線化されているため、安定性が高く余裕のある生活ができますし、万が一破産しても培ったスキルを使って再起できます。

ただし、このルートをたどるには、事業を成功させるための気概と才能が必要です。また、事業に必要な初期投資が大きい場合、非常にリスクが高くなります。金持ち本でセールスのスキルが重視されるのは、この王道ルートを強く意識しているからでしょう。

リスクを省みずガツガツ働いて、色んなスキルを身に着けて大成功し、裕福な暮らしをしたい人向きのルートです。

リーマン株成功型(EI型)

現状私が目指しているのがこれです。従業員として得た収入を証券投資し、投資で得られる収入が生活費を超えた時点でリタイアが可能になります。ここ数年の株高で、このルートを達成した人や、視野に入れている人が増えているように思います。

このルートの利点は、なんといっても起業/事業に向いていない人でも早期リタイアを狙えることです。

反面、このルートは非常に効率が悪く、忍耐と運を必要とします。一般的な従業員の生涯賃金は2〜3億(しかもその多くは45歳以降で得られる)と言われており、早期リタイアには1億以上の資産が必要であることを考えると、給与の半分以上を投資にまわしつづけ、かつ投資をある程度成功させてはじめて、そこそこ早期のリタイアが実現できます。それでも、1億で得られる投資収益はそんなに高くありませんから、生活は質素になりがちです。また、自営業や事業のスキルも低いため、資産が毀損した場合は生活に窮する可能性が高くなります

節約に抵抗がなく、大きなリスクを取りたくない人、証券投資に抵抗がない人に向いたルートです。

株+不動産で脱サラ型(EIB型)

証券投資に加え、従業員の立場でも比較的実行しやすい不動産投資を組み合わせることで、リーマン株成功型の資産と収入を補強するルートです。このルートでは、従業員時代に勤務先の信用を利用して銀行から融資を引き出し、収益不動産を購入してから退職することになります。

このルートの利点は、リーマン株成功型の欠点をある程度克服し、収入の安定性が向上している点です。また、不動産投資/運営は比較的単純で変化もゆるやかなので、起業経験のないサラリーマンでもとっつきやすく、取り組み方によっては手間もかからないため、サラリーマンを続けながら試すこともできます。

このルートの欠点は、日本の不動産の将来性が若干あやしいこと、不動産市場が非常にクローズドで、インサイダー以外が良い物件を手に入れるのが難しいこと、収益性の低い物件を掴んでしまった場合、運が悪いと破産してしまうことです。

あまり大きなリスクを取りたくないが、過度な節約はしたくない人に向いたルートです。

セミリタイア型(EIS型)

証券投資に加え、不定期のアルバイトやアフィリエイト収益等によってリーマン株成功型の資産と収入を補強するルートです。アフィリエイト収益ならサラリーマン時代から少しずつ準備することができるため、比較的低リスクで早期リタイアの安全性を高めることができます。

反面、左側の世界に片足をつっこんでおり、ある程度自分の時間を売ることになるため、これを早期リタイアと言っていいかは疑問が残ります(だから”セミ”リタイアなわけですが)。

とはいえ、E→Iルートでリタイアした人は、節約が必要なため派手に遊べるわけでもなく、暇になりがちですから、少々の自営活動は生活の刺激としてちょうど良いかもしれません。リーマン株成功型に見える人も、実態としてはこのルートを取っている人が多いんじゃないでしょうか。

リーマン株成功型を目指しているが資産額が届かない人、一刻も早く会社をやめたい人、自営活動が嫌いではない人などに向いたルートです。

まとめ

  1. 事業成功型:バイタリティがあり、裕福な暮らしがしたい人向け
  2. リーマン株成功型:節約に抵抗がなく、リスク回避的で投資が苦手じゃない人向け
  3. 株+不動産で脱サラ型:リーマン株成功型では収入が足りない人向け
  4. セミリタイア型:一刻も早く今の会社をやめたい人、自営業が嫌いじゃない人向け

私の従兄弟に1がいますが、典型的な大阪商人タイプでバイタリティの塊のような人です。私の場合、そういうのは向いていないので、2をベースにして3〜4へ派生するかを検討していく予定です。

 

 

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