下落を材料にリスク許容度を再確認する

投資をはじめてからしばらく経ち、リスク資産額が多くなるにつれて気になってくるのが、リスク許容度です。特に、インデックス投資や配当金生活狙いの投資ではほぼ一方的にリスク資産額が積み上がっていくため、知らないうちに自身のリスク許容度を超えている恐れがあります。以下は私の資産配分の推移です。


現預金比率が着実に下がっていることがわかります。こうして気づかないうちに過度なリスクを取っていた場合、今年2月のような突然の下落が発生すると、過剰にストレスを抱えることになります。

自身のリスク許容度を知るのは意外と難しいですが、今回のような大きめの下落が発生した場合には、渦中での心理や言い訳を振り返ることで、自身のリスク許容度についての理解を深めることができるように思います。

あらためてリスク許容度とは

まずはおおまかな定義です。金融情報サイトiFinanceでは以下のように定義づけられていました。

リスク許容度は、投資家の許容できるリスクの範囲のことで、資産運用に伴い発生するリスク(損失)をどの程度受け入れられるかの度合をいいます。

iFinance

次に、このリスク許容度を計るための具体的な指標です。これは基本的に、自身が耐えられる資産の下落度合いで計るようです。つまり、総資産が40%値下がりしても耐えられるが、41%なら耐えられないとしたら、リスク許容度は40%という具合ですね。

どこまで耐えられるのか、というのは実際に下落を経験してみないとわからないわけですが、今回の下落を振り返った結果、私なりの基準が見えてきました。

耐えられる/耐えられないの境界線

支配的な要因

私の場合、リスク許容度は主に「投資期間全体で見た場合の含み益の度合い」に左右されるらしいことがわかってきました。派手に下がった日でも自然に「まぁ最悪~千万ぐらい下がったとしても、まだプラマイゼロだしそこまでは問題ないな」と考えており、実際一時は300万円ぐらい値下がりしたと思いますが、大きな問題はありませんでした。

暴落耐性チェック:パウエルショック編

逆に考えると、15年くらい断続的に続けて来た投資が、一時的かもしれないとはいえ、無駄どころかマイナスだったと考えるのが耐えられないのだと思います。過去の行動を見ても、トータルで含み損が続いた場合、塩漬けにした挙げ句プラス圏復帰した瞬間に全額売却してしまう可能性が高いです。

こうした観点から現状でのリスク許容度を計算してみると、投下資本2,800万円に対してリターンはおよそ80%ほどあり、利益額は2,300万円程度あるので、割合で言えば 80÷180=44.4%、額で言えば2,300万円程度の下落には耐えられると想定しています。

その他の要因

収入額

一ヶ月分の給与が一日でなくなった!といったように、自身の収入額と資産変動額を比べてしまう人、つまりリスク耐性≒許容度が収入の絶対額に強く影響を受ける人も多いようです。しかし、私の場合は既に資産額に対して収入の額がかなり小さくなっている(約0.9%)からか、あまり気にならなくなっていました。この程度の変動は日常茶飯事だったので、慣れてしまったようです。ネタとしてはちょくちょく話すんですけどね。

買付余力

そこまで大きな要因ではありませんが、ぼちぼち影響されているようです。これは「下がったらお得な値段で買えるからむしろ嬉しい!」という話ですね。得なことがあるから下がっても耐えられるみたいな。今は買付余力がそこそこある(現預金比率25%、生活防衛資金を加えれば41%)ため、多少の下落はむしろ歓迎な部分があります。リーマン並に下がる場合、底に達するまでには追加買入で使い切ってそうなので、限界を探るにはあまり関係なさそうです。

現ポートフォリオのリスク確認

ここまでで想定したリスク許容度に対して、現在のポートフォリオのリスクはどうなっているのか?わたしのインデックスに現在の資産配分を突っこんで確認してみます。

リスクは11.1%とのことなので、年単位の下落幅は95%の確率で-17.5%以内に収まるということがわかります。2年ぐらい下がりっぱなしでも問題ないですね。続いて、100年に1度と言われた世界金融危機での値下がりを見てみます。

約20ヵ月で下落幅は-48.3%に達しています。これは想定許容度の-44.4%を上回っており、ややリスクを取りすぎと考えることもできます。と言っても金を組み入れる気はありませんし、この程度の差分には目をつぶっても良いかなぁと感じました。

まとめ

  • 歴史的な下落でなくとも、下落相場での自身の心理状態は、許容度を計るための良い材料になる
  • 資産配分ツールは便利!
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