確定申告 古いMacでID・パスワード新方式のe-Tax

2019年のe-taxによる確定申告(2018年以前分の申告)では、従来のICカード+リーダーを使った方法に加え、ICカードやリーダーがなくてもID・パスワードのみで申請できる方法が追加されました。

e-Tax利用の簡便化の概要について:国税庁

私のコンピュータは年代物のMacなので、今更古いMacで安全に使えるICカードリーダーを買いたくはないし、マイナンバーカードもあまり使いみちがなさそうなので、新方式は大歓迎です。

この記事では、Macを使って実際にID・パスワード方式で確定申告した模様を記載します。

要約

  • 古いMacでも特に問題なく完了
  • 一度税務署に行く必要があるのは面倒だが、二回目以降は楽になりそう
  • 添付書類を提出しなくて済むのがGood、本格的にプリンタいらず

実施者について

実施した環境

機種MacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2012)
OSmacOS 10.14.2 Mojave
ブラウザSafari 12.0.2 (14606.3.4)

申告した人

アラフォー会社員、既婚、子供なし、扶養対象者なしです。少し詳細なプロフィール等は以下をごらんください。

申告の目的

給与所得と各種基礎控除に関する処理は会社の年末調整で終わっています。よって今回の申告は、年末調整ではされなかった以下が目的です。

  • 雑所得(書籍の印税とAdsense収入)の申請
  • 医療費控除の適用
  • ふるさと納税による寄付金控除の適用
  • 外国税額控除の適用

手続きの流れ

手続きの流れは次のようになります。

  1. 税務署での利用開始手続き
  2. 確定申告書作成コーナーでID・パスワード方式の初期設定
  3. 確定申告書の作成(書面提出時とほぼ同じ)
  4. 確定申告書の送付

税務署での利用開始手続き

管轄の税務署にいき、窓口の係の人に「ID・パスワードの発行をお願いしたいんですが」と話すと、相談事項を記入する用紙を持ってきてくれるので、住所氏名等を書き、相談内容として「ID・パスワードの発行」みたいなところに丸をつけて窓口に持っていけばOK本人確認が必要なので、身分証明証も忘れずに。私の場合、免許証だけで大丈夫でした。

発行までにかかった時間は30分程度です。

管轄外の税務署でも手続きできる?

ID・パスワード発行をしたい旨を告げたとき「相談用紙にはXX区と書いてありますが、別に他の区でも構いませんので」とわざわざ説明があったため、別に管轄の税務署ではなくても良いような口ぶりでした。

しかし、管轄でない税務署だと断られたという話も耳にするので、最近改善されたか、統一的に対応できていないのかもしれません。

税務署員に付き添われてPCで登録作業

用紙の提出と引き換えに渡された番号カードを手にしばらく待っていると、登録用のPCに連れて行かれ、そこで払い出しのための住所や連絡先等を入力します。やや気をつけた方がいいのは次のような点でしょうか。

  • IDは手続き完了時に手渡される印刷物に記載されているため、メモする必要はない
  • パスワードには確定申告用と電子納税用の二種類がある
    • 電子納税用のパスワードは印刷物には記載されないので、メモっておいた方が良い
    • 確定申告用のパスワードは印刷物に表示するかどうかをチェックボックスで選ぶことができる
  • 電子納税用のパスワードは標準で生年月日が割り当てられており、パスワードとしてはいまいち
    • 漏洩しても他人が自分の分の納税をできるだけなので、そこまで気にしなくても良いといえば良いかもしれない
    • ここで変えなくても、あとで別途申請すれば変えることはできるとのこと

一通り記入が終わり、IDが記載された印刷物が手渡されれば無事に完了です。続きは家のPCで行います。

確定申告書作成コーナーでID・パスワード方式の初期設定

国税庁の確定申告書作成コーナーに行き、e-Taxの手続きをはじめます。書面提出時に行う作業の前後にID・パスワード方式に関する登録と確定申告の送信が入るような形です。

e-Tax用での提出を行う場合、以前に作成した書面提出用の確定申告データ(hXXsyotoku-X.dataのファイル)は利用できなかったため、最初から作る必要がありました。よって、ここでは「作成開始」を選択します。

ここで「保存データを利用して作成」を選び、以前作成した書面提出用のデータを読み込んでしまうと強制的に書面提出のフローになってしまいe-Taxの申請に進めないので注意が必要です。

次の画面では「e-Taxで提出する」を選びます。

「ID・パスワード方式により提出する」を選びます。

利用規約に同意して進むと、IDとパスワードを入力する画面になるので、税務署で払い出されたIDと、自分で決めた確定申告用のパスワードを入力します。利用者識別番号がIDのこと、暗証番号がパスワードのことですね。

次に進むと、入力したID・パスワードに対応する個人の情報が国税庁のシステムに登録されているか検索されます。税務署での登録作業からしばらく時間が経っていれば、以下のような画面が出ます。

国税庁のシステムに情報が反映されていればこうなる

次のように「情報がありませんでした」と表示される場合がありますが、これは税務署での手続きからあまり時間が経っていないことが原因なので、気にしなくてOKです。IDかパスワードが間違っている場合は「認証エラー」画面が表示されますので再度入力してください。

まだ反映されていない場合はこうなるが気にしなくていい

次のページで表示されるご自身の情報を確認すれば、事前の作業は終了です。

確定申告書の作成

これは、書面提出の場合とほぼ同じです。途中で一箇所、なぜかe-Taxで申請するか再度確認されるので、「提出する」を選んでおきます。

確定申告書の送信

申告書の作成が終わると、申請書の送信作業に入ります。なぜか再度IDとパスワードを入力させられます。

なんでまた入れないといけないの?

あとはひたすら流れに沿って進んでいけば完了です。

送信成功
送信結果の確認

控えとしてPDFファイルは保存しておくことをおすすめします。

申告書控えをPDFで保存

ずいぶん楽になった実感あり

添付書類がゼロに

私の申告内容で書面提出する場合には、以下の書類をあわせて提出する必要があります。

  • 源泉徴収票
  • 特定口座年間取引報告書
  • 寄付金証明書

しかし、e-Taxによる申告ならこれらの書類添付はすべて省略できるため、結局は添付書類はゼロになりました。これなら特定口座年間取引報告書も電子交付で問題なさそうですし、5年間保管する書類もほとんど電子ファイルにできるので、家がスッキリして非常に満足です。

動作環境に気をつかわなくて良い

また、ハードウェアやOSによって動作したりしなかったりするようなICカードリーダーを使わないので、事前準備にあまり気をつかわなくていいのも嬉しいところです。リーダーを新たに買う必要もありませんでしたし、古いMacでもトラブルゼロで完了できました。

寒い時期に税務署にいかなくて良い

これはe-Tax全般に言えることですが、微妙な場所にある管轄税務署に、寒い時期に有給をとってわざわざ行かなくても良いのはありがたいです。慣れれば郵送でも良いのでしょうけど、なんだかんだ税務署員に直接確認したいことがあったりしますし、お金もかかります。

マイナンバーカードも添付書類も必要ないこの方式なら、国税庁がシステムを改修しさえすれば理屈上はスマートフォンやタブレットだけでも申告作業をすべて完了させることができるはずです。期間限定といわず、この制度を継続させ、ゆくゆくはスマートフォンだけで確定申告をすべてまかなえるようにして欲しいところです。

類似ブログのランキング&応援はこちら

にほんブログ村 株ブログ 高配当株へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログ REIT・不動産投信へ

コメントを残す