投資遍歴2:はじめての投資

前回は、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで投資に興味を持つところまででした。今回は、2001〜2005年頃、はじめて持つことになった資産と、その結果についてのお話です。

初の資産は国内株インデックス投信

前回述べたように、大学生の時点で投資に興味を持ってはいたものの、まずは生活していくために就活に奔走せざるを得ず、就活でバイトが減り、交通費を使いまくった結果、なんとか就職して社員寮に入る頃にはほとんど無一文になっており、まさにゼロからのスタートです。

給料をもらいはじめて少しずつ貯蓄した結果、しばらくすると少額ながらお金も貯まってきました。しかし、ロバート・キヨサキが勧めるような新規ビジネスや不動産投資、ネットワークビジネスをそう簡単に実行できるわけもありません。結局、働きながら少額で始められる投資といえば、現実的には投資信託くらいしか見つかりません。個別株への投資も考えましたが、当時は1株あたりの値段が高額で、私の資産ではせいぜい1銘柄を持つので精一杯。リスクが高すぎてとても手出しできませんでした。

投資信託については、いくつかの投資本を読んでおり、中長期で見るとインデックスファンドに勝てるアクティブファンドはほとんどないこと、また、長期で見ると株は基本的に右肩上がりのため、投資として有望であることも知ってはいたので、迷うことなく日本株のインデックスファンドを購入しました。こんな感じです。

  • 購入元:銀行
  • 投資対象:日経225連動型インデックスファンド
  • 投資方法:値下がったタイミングで随時購入

ここで無理して個別株に投資せず、インデックスファンドを選んだのは悪くなかったと今でも思います。ただ、知識・経験の不足は否めず、よりによって銀行から買っています。また、インデックスファンドなのにタイミング投資で頑張ろうとしています。この後、下がり続ける相場に嫌気がさして、結局は途中で継続的な資金投入をやめてしまいました。

今の自分が当時投資できるなら、おそらくこうするでしょう。当時、世界分散投資用のまともなファンドがあったかはわかりませんが、少なくともネット証券で積立投資にしておけばよかったなと思います。

  • 購入元:ネット証券(イートレード証券など)
  • 投資対象:世界分散投資のファンド/ETF
  • 投資方法:投信積立

購入資産は長期低迷

さて、購入したファンドがその後どうなったのか、基準価額の推移を見てみます。日興アセットマネジメントからの抜粋です。

日興225インデックスファンド
日興225インデックスファンド

私が買ったのはおよそ2001年の中頃で、基準価額は下がり続けている場面です。ここから2003年5月まではほぼ一貫して下がりつづけ、そこでいったん底を打ちますが、購入時の基準価額を回復するのは2005年の8月頃になってからです。およそ4年間、メインバンクの画面を開くたびに含み損を示す赤字を眺め続けるのは、正直なところかなり陰鬱なものでした。ただでさえ相場全体が下がっているのに、信託報酬でさらに資産は削られていっているわけですしね。そもそも資産の絶対額が少ない状態での投資だったので、多少の値下がりでも精神的にかなりきつかった記憶があります。リスク許容度を超えていた、ということですね。

こうしたストレスからか、プラスマイナス0付近になった時点で私は、この投信をすべて売り払ってしまいます。結果としては、銀行と運用機関に手数料を持って行かれただけでした。

今振り返ってみると・・・

市場がこのような状況だったとしても、堅実に積立投資を続けていればもっと早くに利益は出ていたでしょうし、そうでなくても、長期投資としての位置づけを明確にして保持を続けていれば、今では倍近くにはなっていたはずです。しかし、当時の私はそこまでこの投資にコミットできていませんでした。むしろ、日本株はもうこの先永遠にあがらないのではないか、とすら思えていました。

このあたりは、知識も経験も不足しており、忍耐が足りなかったというしかありません。株式は基本的に右肩上がりだといっても、米国株ですら最高値更新に20年かかった時期もあるし、10年なんてざらです。日本株にいたっては、25年以上経った今でもバブル期の最高値約39,000円を更新できておらず、せいぜい1/2まで回復した程度です。私は、市場に対する見方が過度に楽観的すぎ、しばらく下げが続いただけで過度に悲観的になっていました。また、自分が予想以上に含み損に対する耐性が低かった(というかリスクを取りすぎていた)ということもわかりました。また、下げ相場が続く中での信託報酬に対する嫌悪感は自分でも予想以上でした。

しかし、私はこの時点でも、投信を含め株式投資はタイミング投資するもの、と考えていました。TVやマネー雑誌で取り上げられやすい短期売買や、テーマ株や景気循環に沿った短〜中期投資のイメージが強すぎたんですね。反省はしたものの、反省対象は投資方法やリスク許容度ではなく、「日本株に投資したこと」に向けてしまい、当時ボロボロだった日本株ではなく、新興国に手を出していくことになります。

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