資産状況のレポート(2019/5末)- 韻を踏む歴史、分裂する世界、深まる疑念

国内ではめでたく令和の時代を迎えましたが、米中覇権争いは急速に混迷の度を深めており、選挙に向けた妥協の期待も少しずつ剥落し、これに応じて株価はダラダラと下落を続けています。月末には止めとばかりにメキシコに対する関税が発表され、アメリカの自国主義・自前主義はますます先鋭化してきました。

西側の主要テクノロジー企業がHuaweiとの取引を相次いで停止し、さらに他の中国企業への拡大も検討されはじめたことにより、世界の情報プラットフォームは分裂へと足早に歩を進めています。中国プラットフォームに依存する諸国を巻き込みつつある姿は、米ソ冷戦時代の分断に似通っても見えます。

米国では与野党とその支持者は反中国で一致し、挙国して中国との対決姿勢を露わにする中、本当に大統領選に向けた妥協があり得るのか?先行きはますます不透明になってきました。もしかして私たちはすでに、経済を犠牲にして長期間続く、新たな戦争へ続く道の只中にいるのでは…?という考えが脳裏をよぎります。

総資産推移(生活防衛資金等除く)

資産合計 :87,842,466円(-1,873,202円
リスク資産:66,662,356円(+4,442,302円

リスク資産評価額の減少に加え、先月までの大きな支出の支払い(医療費、帰省費等)が重なり、資産額は大きく減少しました。

投資の概況

投資元本:40,300,000円(+2,600,000円
評価額 :66,559,717円(+1,018,487円

新規買入れにより投資額が増加し、評価額は相対的に減ったため、累積リターンは大きく減少しています。

リターン(2011-)

総利益率:+57.52%-6.64%
総利益額:+24,678,204円-1,581,513円

利益額・率も大きく減退しました。おおよそ今年2月時点くらいまで後退しています。

個別資産の状況

堅調なREIT、不調の日本株・外国株と対照的な動きとなりました。国内株でも外需系の落ち込みが目立ちますね。また、株安にあわせてドル安も進行したことから、外国株の評価額は大きく減少しています。売上不振に伴うタバコ株の下落もかなり響きました。

今月の売買銘柄

かなり売買が多い月となりました。主な目的は以下の2つです。

  • 小売銘柄の入れ替え
  • 他の投資スタイルの模索

小売銘柄の入れ替え

  • セブン&アイ・ホールディングスの新規買い入れ
  • みずほFGの売却
  • ローソンの売却

減配したローソンがもはやセブンと配当率・配当性向が変わらないことから、セブン&アイと入れ替えました。みずほFGは打診的に少額買っていましたが、これを機に売却して買い入れ資金としました。

深く調べもせず適当に買ってしまった(またかよ!)のですが、セブンの国内コンビニ事業も他社と同様曲がり角に差し掛かっている上、百貨店やGSMが足を引っ張ってROEも決して高くはなく、資産面から見ても割安感はありません。PBの商品価値も含め利用者の支持は高いため安定感はありますが、今後の利益成長はほぼ海外展開にかかっている感じです。ただ、海外CVSは直営からFCへ業態転換が進みつつあり、昨年度に引き続き利益貢献が期待されます。

他の投資スタイルの模索

超長期の高配当銘柄だけでなく、中期的な売却も視野に入れた銘柄を試みに増やしました。とはいえ一気に方針転換するのも怖いので、いずれもある程度配当を積み増す形にはなっています。

  • 三菱商事の新規買い入れ
  • 東海旅客鉄道の新規買い入れ
  • タイガースポリマーの新規買い入れ
  • オリックスの追加買い入れ

JR東海は、営業利益率の高さと、そこから来る簿価の成長スピード、事業的な濠を評価しての買い入れです。これはかぶ1000さんのパクリですね。三菱商事は累進配当宣言で以前からウォッチはしていましたが、PBR×PERの割安感、自社株買いが重なったことで中期売却の出口も想定して買い入れています。

タイガースポリマーはバリュー投資界隈でちょこちょこ話題になっている銘柄で、こちらもパクリです。PER・PBRが低く、現金等、有価証券、土地だけでも時価総額を十分に上回っています。事業は取り立てて良いわけでもないですが、資産を食い潰すわけでもなく、それなりの配当を出しながら十分なマージンもあるので、保持と売却を両睨みしながらの買入れです。

オリックスは事業や配当の安定性は信用せず、優待目的で最低単元だけ持っていましたが、さすがに安くなってきたかと感じて少し追加しています。金利が上がったらめちゃくちゃな値動きするんでしょうが…。

資産配分状況

様々な視点から資産の内訳を確認していきます。

資産クラスの観点

それなりに銘柄を買い入れたため、一気に現預金が減り、日本株が増えました。売買していないREITの比率が上がっていること、外国株が下がっていることから、REITの堅調と外国株の不調が見て取れますね。

いつまで経っても外国株が増えませんが、為替の動きを含めて米国株資産を増やすのはかなり不安なので、明らかに割安となるまでは先進国株式への投資は様子見しようと思います。

業種の観点

買い入れによってさらに業種がバラけ、REIT比率が低下してきました。良いか悪いかはわかりませんが…。

不動産の内訳

保有しているREITの分配金の安定性を把握するため、いくつかの観点から内訳を確認していきます。まずは物件の立地の観点です。

REIT銘柄に変更はないため、こちらも大きな変更はありません。

こちらも同様です。

実現損益の状況

配当収入(税引後)

2019年の累計:830,127円+101,656円

今月は、以下の銘柄から配当がありました。昨年同月と比べた配当額の増減率は+83.74%で推移しています。

  • 東京エレクトロン
  • ローソン
  • 吉野家
  • オリックス
  • アトム
  • BTI
  • T
  • MO
  • PFF
  • 日経高配当株50ETF

5月以降はあまり増えないと思ってましたが、思ったよりかなり増えましたね。今後減配するやつらばっかりなのが笑いますが。来月以降に去年からまったく配当額が増えなかったとしても年間180万、多少は増えるであろうことを考えると200万は超えそうな気がしてきました。

売却損益(税引後)

2019年の累計:+449,316円-236,655円

以下の銘柄を売却しました。

  • ローソン
  • みずほフィナンシャルグループ

早期リタイアのKPI

裕福度(支出÷不労所得)

今月の裕福度     :30.98%(昨年同月比+29.19%
過去1年の平均裕福度:39.41%(昨月比+2.43%

ロバート・キヨサキの「若くして豊かに引退する方法」で紹介されている指標で、支出を不労所得でどのくらいまかなえるかを表します。薄い実線が線形回帰、薄い点線が12ヶ月移動平均線です。

そこそこ支出が抑えられ、昨年と比較すると配当額が大きく増えたため、単月でも過去一年平均でも裕福度は増加しました。これまでのところ、おおよそ1ヶ月に1%程度の増加ペースです。このペースが続けば、100%を超えるのは約5年後ということになり、およそリタイア計画と一致します。ただ、余裕資金が少なくなってきているので、今後もペースを維持できるかは非常に不透明です。

配当・分配金の安定度

配当・分配金の安定度を評価するために、配当受取額の業種・地域の内訳を確認しています。

配当の業種内訳

REIT比率が10%近く低下。タバコが大きいのが気になるものの、まがりなりにも分散は進んできました。

配当の地域内訳

いったん日本比率は下がりましたが、今後は再び日本偏重になっていくでしょう。

以上、2019年5月末時点での資産状況でした。米株の三尊疑惑が払拭されつつある、と書いた昨月から一転、ダウは完全にその形になってしまいました。ここからさらにFRBが利下げする事態まで追い込まれれば、さらに待つことで久しぶりに割安な米株が見られるかもしれません。しかし、アメリカ経済・企業の先行きが中期的に明るくなる材料がなかなか見当たらず、ドル安の不安もついてまわるため、米株投資にはかなり慎重になってしまいます。

今月600万近く使ってしまったのでだいぶ現預金が減ってきてはいますが、いずれにせよここから先はマクロと事業を注視しつつ、さらに資金を投入していく予定です。

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