投資本の雑な感想:ビジネスモデル2.0図鑑

3×3のマスで最近流行りのビジネスモデルをシンプルに図解した本です。

図解の形式は次のようになっています。3×3におさめているので、シンプルではありますが、ステークホルダや扱う要素が多くなった場合は配置が乱れたり、省略されてしまうものもあります。

ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

動機:さまざまなビジネスを広く知りたい

最近は個別銘柄に投資することが多いのですが、有価証券報告書を読んでもいまいちビジネスの全体像やビジネスが持つ強みが見えてこないことがありました。

基本的な商流やステークホルダーに関する理解が不足していることを痛感し、こうした基本的な素養を深めるために、一般的なビジネスモデルを広く把握したい、というのがこの本を発注した大きな動機でした。

また、あわよくばビジネスモデルのの持つmortも理解できるといいなぁ…と漠然と考えていました。

選ぶ本を若干間違えた感

とにかく目新しさ命

しかしこの本、タイトルが「ビジネスモデル2.0図鑑」であることからわかるとおり、目新しいビジネスしか載っていません。というか、目新しいものなら良し悪しに関わらず雑多に載っています。

例えば、現時点ではビジネスとしてまったく成立しておらず、新規性と今後の期待だけで掲載されているものや、刊行されてまだ1年なのに既に失敗とみなされているビジネスも結構載っています。

ビジネスモデルのパターンが少ない

また、全体的にシェアリングサービスの変種(商材を変えただけ)みたいなビジネスの比率が高く、それを含めても3~4パターンのビジネスモデルを大量に列挙してるような印象を受けました。

ただ、何かしらの社会や環境に貢献する価値を創出することで、CSRやESGを意識する企業、もしくは善意の第三者からお金を集めて事業を成り立たせるものもあり、こういうビジネスの成り立たせ方もあるのはとても勉強になりました。

グロース、モメンタム系投資に向いてそう

こうしたビジネスモデルは財務も利益も微妙だけど期待と成長性だけはある、といったものがほとんどなので、利益をアンカーとした投資や、トレードで鞘を取る人に向いている気がしました。

反面、私のように安定大型銘柄の利益の安定性や事業の堀を評価する、とか、シケモクの事業の安定性を一定程度評価する、といった目的にはまったく向いていませんでした。そちらの目的では、現在図書館で順番待ち中の勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全の方に期待しようと思います。

いち消費者としてはなかなか楽しい本

投資や仕事とは関係なく、カネ・ヒト系でいくつか個人的に使ってみたいような面白いサービス(Cansell、サマリーポケット、Neighbor、Vacation STAY、TransferWise、&Biz、Funderbeam等)もいくつか見つかり、そういう意味ではなかなか楽しめる本でもありました。

なお、本書籍の内容は以下で全文公開中です。

ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

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