累積リターンと代表的指数(日経225、東証REIT)との比較

このブログでは、毎月末付近にその時点での資産状況を公開しており、そこには総資産額の推移とポートフォリオの状況を記載しています。しかし、いくつかの銘柄を売買し、ポートフォリオが組変わっていくにつれて、投資によってどの程度リターンを得ているのかが徐々にわかりづらくなってきました。

想定以上に大きく値上がった銘柄は順次売却しているため、ポートフォリオの損益は、投資資金全体の損益よりかなり小さくなっています。売却益や配当は無リスク資産へ移動することになりますが、無リスク資産の増加は給与収入の影響もかなり大きいため、投資で得られたリターンがどの程度なのか自分でもわかりづらくなってきました。そこで今回、過去に投資のために使った資金をすべて洗い出し、累積リターンを確認しようと思います。

総投資金額と資産総額

記録に残っているのは2011年8月以降ですが、この頃本格的に投資を再開したのでちょうど良い時期です。買付資金は一部の例外を除き、すべてSBI住信ネット銀行のハイブリッド預金口座を経由していたため(例外は、外国株式購入用にドル代表口座から直接証券口座に移動した分のみ)、総投資金額の計算にあたっては基本的にハイブリッド預金口座への入金を足し合わせるだけでよく、計算はかなり簡単でした。

総投資金額:20,500,000円

その結果得られた資産額ですが、売却や配当によって得られた資金はすべてハイブリッド預金口座内に滞留させており、再投資等もこの資金を利用していることから、SBI証券で保有している各種証券の評価額と、ハイブリッド預金残高を足し合わせればよさそうです。

現資産額:35,730,466円

累積リターンと他指数との比較

+74.3%

資産額は投資金額の約174.3%、累積リターンは+74.3%となりました。現在のポートフォリオ上ではほぼ利益がでていない(利益分はほぼ売却済みである)ので、おおむね税引後の数字だと思ってもらって良いと思います。思ったより高いですが、一般的な指数と比較した場合はどうでしょうか。この期間の投資対象はほとんどがJ-REIT(ご興味のある方は、投資遍歴タグをご参照ください)のため、東証REIT指数や日経225との比較が妥当そうです。ただし、単純に日経225などの指数を使うと、配当が含まれないため正しい比較ができません。そのため、分配実績がなく、配当を再投資していると思われるファンドと比較してみました。

日経平均株価(225種・東証)の累積リターン

+81.92%

nissei-nikkei225

ニッセイ日経225インデックスファンドの5年騰落率(税引前分配金込み)から。税引き後だと65%程度になるため、日経225インデックスファンドに一括投資したよりは利益が出ているようです。実際のところ、2011年当時は全資産が3,500万円程度しかなかった上、東日本大震災で日本のムードは最悪だったので、2,000万円を日経225インデックスファンドに一括投資するのは資金的にもリスク判断的にも難しかったように思います。一括投資ではなくドルコスト平均法で地道に積み立てていた場合は、日経225ドルコスト平均法シミュレータから推測すると、おそらく税引前分配金込みで50%前後のリターンになったと思われます。それを考えると、税引後分配込み相当で+75%は悪くありません。

東証REIT指数の累積リターン

+118.44%

nisse-jreit

DCニッセイJ-REITインデックスファンドの5年騰落率(税引前分配金込み)から。税引後は約94.8%になります。こちらもドルコスト平均法での積立だった場合は、おそらく70~80%程度になるのではないかと思います。そう考えると、東証REIT指数連動型のインデックスファンドに積立投信していた場合でも、大差ないか、若干積立投信の方が良いぐらいの成績だったことになります。市場平均に勝つのは難しいというのを身をもって知る形になりました。

色々と銘柄を選んだり、売買タイミングを考えながら投資をしてきて、結果的にはそれなりに増やすことができてはいますが、振り返ってみると利益を得られた最大の要因は大きな上昇相場に乗れたことであり、売買の工夫や個人の才覚によるものではないことは肝に銘じておくべきと感じました。細かい話でいえば、小型銘柄をタイミングを見て売買することである程度の超過的な利益を得られていたとは思うんですが、小型株は日銀のJ-REIT買い入れ対象に入っていなかったことがマイナスになりました。それも含めて、やはり市場平均強し、といったところです。当時J-REITに目をつけていたのだけは、褒めても良いのかもしれません。

年率換算とリタイアメントプランへの反映

では、5年間で74.3%の増加は年率に換算するとどのくらいになるのでしょうか。毎年同じ比率で資産が増加していたと仮定すると、74.3^(1/5)で年あたり11.7%の増加になります。このペースでずっと運用できるならすぐにでもリタイアできるんですが、これは明らかにアベノミクスによる例外的なものなので、リタイアメントプランに組み込んで良いものではないですね。

今後の資産状況報告では、2011年8月を起点とした累積リターンも含めようと思います。また、近いうちには年率リターンも算出し、今後のプラン上での運用益をより正確なものに近づけていこうと考えています。以上、2011年からの累積リターンと指数との比較でした。

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