インベスターZは意外と読み物として面白かった

話題のインベスターZを読んでみました。進学校にトップの成績で入学した中学生が、数百億円を年利8%で運用して学校運営を支えるというぶっとんだ設定から受ける印象とはかなり異なり、意外とベーシックな説明が多い漫画です。舞台設定だけを見ていると、「年利8%なら今勝負するしかない!全資産をこの株に賭ける!」とかやりそうなイメージ(実際やってはいますが、周囲からはきちんと?注意されている)で、入門として適している雰囲気がまったくなかったんですが、読んでみると用語や心構えの説明が多くて、ようやく理由が理解できました。

設定から予想できるまんまの展開をやらかしている主人公の財前孝史。勝負ごとにこだわりまくり、突如暴走するタイプ。下コマは投資部の先輩たち。

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実際、財前が年利8%でまわしているような場面はほとんど出てこず、たまに投資の歴史を振り返ったりしながら、都度基本的な用語や投資の格言・名言・心得のようなものを先輩から披露されて学んでいくイメージです。

これは投資での格言ではないものの、こういった謎イメージによる講釈がちょこちょこでてきて目を楽しませてくれます。バフェットの肩に乗りたいならセブン&アイ買ってないでバークシャー・ハサウェイ株買えよという気持ちになりますが。

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大枠としては、1〜5巻ぐらいまでは国内株式投資(トレード)メイン、6巻以降は徐々にFXとベンチャー投資の比率が上がり、最近ではベンチャー投資や起業家にフォーカスした話が大幅に増えてきている感じです。一般的な個人投資家からすると縁遠い話が増えており、これはこれで話としては面白いんですが、先にまだ手付かずの債券や海外資産、商品等について触れてほしい、というのが個人的な希望です。年利8%という設定上、債券なんかはネタにしづらいとは思いますが。

そういう意味では、ほとんどの登場人物が数百億単位の運用をしている中で、ヒロインポジション(本当か?)の藤田美雪が財前孝史(が所属する投資部)を見返すために、仲間内で10万円からはじめた株式投資の行方をもっと見てみたいですね。

美雪と孝史の初対面の一コマ。この二人は、会う度に煽り合いをはじめます。

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すべての巻末に投資関係者のインタビューやコラムも掲載されており、(私を含む)投資初心者〜中級者は読み物として面白いと思います。

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