IFTTTで冬場の長期外出時に、寒さに弱い観葉植物を守る仕組みを作る

夏から秋にかけて100均で観葉植物の苗を買い集めましたが、その中にはいくつか寒さに弱いものがまじっています。弱いといっても5~10℃あれば良いため、室内に取り込んでおけば大丈夫だとは思うのですが、年末年始の帰省時期など、冬場に長期間家を空けた際にはどこまで下がるかわからず、やや心配です。

そこで、室温を監視して、想定より低くなった場合には外から暖房をつけられるようにすることで、最悪の場合に対応できるようにしました。これは、インターネット対応エアコンに交換できればすぐに実現できることではありますが、うちは賃貸住まいでエアコンも備え付けの普通のものなので、少し工夫して安価に実現しています。

予算:1,000円~14,000円

コンセプト

以下のように私が外部から温度計を確認し、室温が低ければ室内のエアコンを操作して暖房をONにできるようにします。

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この、(1)私が外部から室内の温度を確認する手段 と、 (2)私が室外から室内のエアコンをON/OFFする手段を別々に用意して、組み合わせることで目的を達成します。

わざわざ私が間に入って確認や指示するのではなく、自動的にエアコンをON/OFFするようにしても良いのですが、基本的には外出時に室温が下がりまくった時の最終手段と考えており、誤動作した場合にも対応しやすのでこういう形にしています。この形にしておくと、収集する情報や操作する機器を増やしたくなったときに色々便利ですしね。

(1)室温の確認手段

  • Raspberry piとUSB温度計を利用

原始的な方法でよければ、普通の室温計を室内カメラで撮影し、外から見えるようにすれば実現できそうです。しかし、画像や動画のデータはサイズが大きく、室内が暗くなると見えなくなったりとやや不便です。また、うっかり設定を間違えて室内の様子がインターネット上で見えるようになる事件も定期的に起きており、やや不安です。そこで今回は、カードサイズコンピュータのRaspberry pi2に、USBで接続できる温度センサーを取り付けて、室温データだけを取得するようにしました。室温データは定期的に取得して、外部から確認できる場所に送ります。

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Raspberry piシリーズとは

Raspberry piシリーズは、教育用やコンピュータを内蔵した製品を作るために使われる、安価な小型コンピュータです。HDMI端子がついており、手持ちのテレビやディスプレイに接続できるので、小型とはいえWebブラウジングやゲーム、プログラミング学習もできる普通のコンピュータとしても利用できます。子供の学習向けとして、値段的にも最適だと思います。Amazonで4~5,000円で売っており、このブログのサーバーとしても利用しています。今回のような計算能力が必要ない用途なら、最も安価なRaspberry pi zeroというシリーズ(500円~)でもかまわないと思います。

このRaspberry piに、USB温度計を挿して利用します。直接挿すとRaspberry piから発する熱で室温が高めに出てしまうかもしれないので、延長ケーブルをはさんでいます。USB温度計は今回新規に購入しましたが、こちらはAmazonで1,000円程度でした。

データ置き場

  • AT&T IoT Platformを利用

次は、温度データの送信先です。単に外から見える場所にデータを置けば良いのなら、メールでデータを送るのが手っ取り早そうです。しかし、今回はリアルタイムの状況をグラフの形で確認できるようにしたかったので、色々探した結果 AT&T IoT Platform というサービスを使うことにしました。このサービス、本来は企業がインターネット対応の製品を開発したり、連携させたりするための有償サービスですが、一部制限はあるものの、個人でも無償で十分利用できます。聞いたことのない怪しいサービスに思える人もいるかもしれませんが、AT&Tはアメリカ版のNTT(というかNTTが日本版AT&T)で超有名な大企業なので、その辺のネットサービスよりは信頼しても良いと思います。ちなみにAT&TはAmerican Telephone & Telegraph Companyの略ですが、NTTはNippon Telegraph&Telephone Companyの略で、まんまパクリです。NTTの略称がNT&Tならもっとわかりやすかったですかね?

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(2)エアコンの遠隔操作手段

  • IRKit、IFTTTを利用

エアコンを遠隔操作するには、IRKitという機器を使います。IRKitは、ひとことで言えば「遠隔操作可能な学習リモコン」です。手持ちのリモコンからリモコン情報を学習させることができ(学習リモコン部分)、WiFiやインターネット上から指示を送ることで、覚えさせたリモコン情報を自由に送信できます(遠隔操作部分)。IRKit以外にもiRemoconやeRemoteなど、いくつか類似製品があるので、好きな製品を選ぶと良いでしょう。

インターネット経由から室内のIRKitへ指示を送る場合には、IRKitが提供しているIRKitサーバを経由するため、次のような形になります。

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このような形でインターネット経由で指示を送る場合は、IRKitサーバに特殊なデータを送る必要があります。この操作は毎度自力で行うには煩雑なので、IFTTTというサービスを使ってスマートフォンからワンボタンで操作できるようにします。なお、IRKitを室内から操作する場合は、すぐに使える専用のリモコンアプリが用意されています。

IFTTTとは

IFTTTは、インターネットサービスやインターネットに接続した機器を、「IF~(このサービス/モノのこの情報がこうなったら)THEN~(このサービス/モノのこの機能を実行する)」の形式で連携させられるサービスです。例えば、「明日の天気が雨(Yahoo!天気)なら、iPhoneに通知を送る(ネットに接続したスマートフォン)」といったことができます。

IFTTTの中には「DOボタン」という機能があり、「THEN~(このサービス/モノのこの機能を実行する)」に対応したボタンを作ってスマートフォンアプリ上に配置すると、ボタンを押すだけで特定のサービス/モノの機能を実行できるようになります。ショートカットみたいなもんですね。今回は、IRKitサーバへ指示を送る機能をDOボタンに設定して、ワンボタンで外出先からエアコンを操作できるようにします。

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利用イメージ

温度の確認

AT&T IoT Platform上で確認した、直近7日間の温度変化です。夜間に下がり、起床とともに上がって日中はキープ、また夜間に下がる、といったパターンを繰り返しているのがグラフ上から読みとれます。

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エアコンのON/OFF

IFTTTのDOボタンを使ってエアコンをON/OFFする様子です。

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