急死に備えてエンディングノートを奥さんに渡してみた

先日、エンディングノートと呼ばれる文書を奥さんにメールで送りました。この「エンディングノート」、聞いたことがない人もいるかもしれませんが、Wikipediaによると

エンディングノートとは、高齢者が人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノート

というふうにかかれており、資産や交友関係、介護・相続・葬儀の希望などを書き留めておくものです。私は高齢者ではありませんが、今回はセミリタイアの告白を受けた奥さんの金銭的不安を緩和するために作りました。

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ノートを書いた理由

このタイミングでノートを書こうと思った主な動機をあらためてまとめると、以下の2点になります。

  1. 奥さんの金銭上の不安を和らげること
    • 私が今死んだ場合に、得られる資産と収入を伝えること
    • 相続に必要な手続き等を伝えること
    • 今後の運用のアドバイスを伝えること
    • その他雑多なお願い事項を伝えること
  2. 遺産分割協議時に見せることで、相続人に対して故人の遺志を示せるようにすること
    • 相続財産はすべて奥さんに譲る旨を明記
    • 分割協議時は故人の遺志に従うように依頼

2に関しては、エンディングノートでは法的な効力はないため、万全を期すなら遺言書を遺す必要があります。とはいえ、きちんとした遺言書を準備するのは結構面倒くさいので、まずはメールの形で奥さんが他の相続人に遺志を示せるようにし、万が一もめた場合に彼らの良心に訴えられるようにした、ということですね。

記載した項目

高齢者向けには希望する介護についても重要な項目になりますが、私の場合は急死を想定し、資産や収入面にフォーカスして記載しました。

今すぐ死んだ場合に残る資産・収入等

一般的なエンディングノートでは資産リストくらいしか記載しませんが、うちの場合は保険にほとんど入っていないことに若干の不安を持たれているようなので、税金を考慮したり、収入のシミュレートを行うなど、もう少し詳しく記載してみました。

資産

相続財産約8,000万円+本人の財産約2,500万円
 ※相続税はすべて控除されるため納税不要、ただし申告が必要
 資産種別資産額
株、投資信託約4,700万円
預貯金等約1,850万円
保険金等約500万円/2,300万円
・財形保険約450万円/2,250万円(災害・事故死亡時)
・がん保険約50万円
死亡退職金約900万円
確定拠出年金死亡一時金約75万円
埋葬料約10万円
約8,000万〜1億円

収入

年齢収入と内訳
現在〜39歳自分の収入+約223万円
・遺族厚生年金
・配当金
40〜65歳自分の収入+約281万円
・遺族厚生年金
・中高齢寡婦加算
・配当金
65歳〜75歳自分の年金+約140万円〜
・遺族厚生年金(自分の厚生年金額に応じて増減)
・基金年金 遺族給付金/遺族共済年金
・規約年金 遺族給付金
・配当金
75歳〜自分の年金+約130万円~
・遺族厚生年金
・基金年金 遺族給付金/遺族共済年金
・配当金

資産の種類と手続き

銀行・証券口座の資産

銀行・証券会社についてはMoneyForwardを見ればわかるので、各金融機関に連絡して相続/名義変更手続きをすること。

その他、勤務先が管理している資産

以下が勤務先で管理されているため、会社に連絡し、指示に従って手続きすること。

  • 退職金積立
  • 健康保険組合埋葬料
  • 財形貯蓄(住宅、一般)
  • 企業年金(基金年金、規約年金、確定拠出年金)

国、自治体管理の資産

国民年金、厚生年金がある。区の年金事務所に行って遺族厚生年金の手続きをすること。

相続税の申告

相続税を非課税にするためには、相続してから10ヶ月以内に税務署へ申告し、配偶者の税額軽減を受ける必要あり。

その他の手続き

各種契約変更を含め、細々とした手続きがあるので、一括して司法書士に依頼した方がいいかもしれない。

その後の資金管理と生活費

  • 約1億2,000万円の資産と、200~300万程度の追加年収があるので、生活費に困ることはあまりないと思う。
  • 2,000万円程度を現金で残し、残り5,000万円ぐらいを3%くらいの運用益が出る資産にかえれば、働かなくても生きていけると思う。
  • 株や投資信託は放って置いてもある程度の運用益が出るので、売ったり取り崩したりするのは最後にすること。
  • 自分でも資産運用したい場合は、銀行員のすすめるままに買わないこと。銀行員がすすめる投信は基本ボッタクリなので無視すること。よくわからないなら、つみたてNISA以外は使わないこと。
  • 金融商品の相場は、概ね以下のようなもの。これから大きく外れた(上にも下にも)数値を謳った商品は、基本的に詐欺だと思って近づかないこと。
    • 購入時手数料:0%
    • 信託報酬:0.1%~0.5%
    • 信託財産留保額:0~0.5%
    • 想定運用益/分配率:3%~8%/年

葬式と墓の扱い

  • 家族葬でOK、なんならやらない(直葬)でもいい
  • 家は浄土宗だけど別に宗教入れる必要もない
  • 家族以外への連絡も特に不要
    • 友人等はあとで送る
  • 会場として現状決めた場所はない
  • 予算はやすければやすいほど良い、生活第一で
  • 戒名不要
  • 音楽とか花とかも特に希望はない
  • 喪主だけはよろしく
  • 残ってる墓は捨て置いて良い
  • 実家の処分は親と相談して

相続に対する要望

  • 今現在は自筆証書遺言がないので、法定相続分を主張されると親兄弟に遺産がわたる可能性がある(今年中に書く予定)
  • 尊属(母)には遺留分もあるので、遺言があったとしても遺留分減殺請求されると6分の1は持っていく権利が生じる
  • すべてを配偶者に相続させることを望むので、万が一揉めたらこのメールを見せて母と姉は故人の遺志(遺産分割協議を行い、母と姉は法定相続分を放棄するとともに、母は遺留分減殺請求も行わない)に従うように強く言ってほしい。
  • ただし、母親が金銭的に困った場合は、出来る範囲で協力してやってほしい。その場合でも、遺産はいったん配偶者がすべて相続し、その後贈与で対応すること。
  • 姉については、金銭的な意味では何もする必要はない。自力でなんとかできる人たちのはずなので。

とりあえず今回はこんな形で送ってみました。大した反応があったわけではありませんが、ある程度安心はしてもらえたようです。そもそも以前から、兄弟に法定相続分がわたらないようにしてくれとは言われていたので、「やっと書きやがったか」って気持ちなのかもしれませんが。今後は毎年見直していこうと思います。

にしても不謹慎ながら、書いていてふと「これ送ったら、もしかして今すぐ殺されても不思議じゃないのでは・・・?」と思ってしまった。大丈夫だよね、信じてるから!

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