リタイアメントプランの更新(インフレ率引上げと年金支給額引下げ)

タイプ別で見る早期リタイアに必要な資産額(逃げ切り型の場合)を書くにあたって、シミュレーション用のスプレッドシートを改良したので、この機会に私のリタイア計画もアップデートしました。修正したのは以下の3点です。

  • インフレ率:0.5% → 1.0%
  • 年金支給額:266万 → 185万
  • 引退までの投資額/年:400万 → 500万

その他、多数の前提条件を置いていますが、それらすべての前提については最新のリタイアメントプランを記載したページをごらんください。

1. インフレ率の変更

IMFによる2016年4月時点の推計によると、今後5年間にわたってインフレ率は1%前後で推移するとされています。この推計の確度はともかくとして、実際に日銀はいまだ2%の目標を崩していませんし、ここ数年のインフレ率も平均で1%前後だったことを考えると、0.5%のままではやや楽観的すぎると判断しました。

inflation-rate

世界経済のネタ帳より

2. 年金支給額

ねんきんネットで再度試算しました。前回は厚生年金基金分を二重カウントしていたため、その分を差し引きました。また、奥さん分の年金もやや低めに見積もり直しました。

3. 引退までの投資額/年

上記2つの変更によって資金の減少ペースが早まったことにより、100歳を待たずに資金がつきるようになってしまいました。この対策として、引退時点(46歳)までの投資ペースを早めて運用原資を積み増し、運用益を底上げすることで資産減少ペースを緩めるように変更しました。

条件変更後の資金推移

これら3つの変更を加えると、資金推移は以下のグラフのようになります。

100歳時点でも2,000万円程度残っていますが、インフレによる生活費の加速度的な上昇と、運用原資取り崩しによる運用収益の低下があわさって、90歳前後からの資産減少速度は想像以上です。プランとしてはギリギリですね。

ちなみに、前回のプランでの資金推移は次のグラフのようになっており、年金支給後は資産が増えていました。

これと比較すると、今回は年金支給後でも資産の低下を食い止めることができなくなり、ずいぶん余裕がなくなっていることがわかります。ちなみに、インフレ率を変更しなかった場合はほぼ資産が減少することなく100歳まで到達できます。インフレの効果は本当に恐ろしいですね。

投資ペースをさらに増加させた場合

インフレ率と年金支給額はそのままとして、資金推移にもう少し余裕を持たせたいところです。その場合に最も手っ取り早いのは、リタイアまでの投資ペースを上げることです。

この場合、運用益によって資産の低下ペースをかなり遅らせることができ、結果として90歳を過ぎても資産の減少度合いはかなりなだらかになります。しかし、引退時点でのリスク資産比率は75%に達しており、運用益以外に収入がない状態では危険なレベルです。また、プランそのものが「想定どおりの運用利回りが得られること」に非常に強く依存するため、ここまで極端なプランを実行に移すのは避けたいと考えています。

以上、リタイアメントプランの変更(インフレ率引上げと年金支給額引下げ)についてでした。

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