MoneyLookに感じる限界、移行先はMoneytreeで問題なし

資産管理ツールとしては古参のMoneyLook。最近では次々と強力なライバル製品が出現し、押され気味です。私個人としては、10年以上蓄積した資産データがあること、自動ログイン機能で緊急時には家族の口座から資金を移すことができることから、Moneyforwardのサブ製品として細々と使ってきました。

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しかし、Moneytreeを定期的に評価しはじめたのを機に、あらためてMoneyLookの使い勝手を確認してみると、サブ製品としての位置づけももはやMoneytreeで良いのではないかと思うようになってきました。

MoneytreeはMoneyForwardのかわりに使えるか?

目立ってきたMoneyLookの問題点

外国株式に対応していない

少し前までMoneyLookは、私が利用してきたあらゆる金融機関やポイントサービスに対応しており、資産推移を記録する目的では鉄壁に見えました。しかし、今回確認してみたところ、なんとMoneytreeと同じくSBI証券の外国株式に対応していませんでした。あらゆる金融機関への対応は、MoneyLookの唯一と言って良い取り柄だったんですが、私が利用している範囲ではMoneytreeと大差なくなってしまいました。

自動ログイン機能が生きる場所が少ない

MoneyLookには、ボタンを1つ押すだけで、登録した金融機関のネットバンキングサービスへ自動でログインできるという機能があります。他のサービスでは提供していないユニークな機能で、以前はとても便利に使っていたのですが、ネットバンキングサービスのセキュリティ実装が変化するにつれ、いつの間にか利点を生かせる場面がほとんどなくなってしまいました

ちかごろのネットバンキングサービスは、ログインしただけでは残高照会しかできないようになっています。他口座振り込みなどの預金額を変更する操作のためには、ワンタイムパスワードや認証カードといったより厳密な認証を行う必要があるため、MoneyLookから自動ログインしてもせいぜい残高確認しかできず、それだけでは資金の移動を伴う管理はできません。残高を確認するだけなら、MoneyForwardやMoneytreeに取り込んだ明細情報で事足りるため、ユニークな機能であるにも関わらず、現状のネットバンキング環境では有効に使える場面がほとんどなくなっています。

例外は、新生銀行です。新生銀行は普通のネットバンキングと異なり、ログイン時に全ての認証情報(認証カードによる認証も含む)の入力を要求してきます。そして、いったんログインしてしまえば、以後は認証なしで自由に振り込みできるようになります。一見問題なさそうに思えますが、これだと残高確認をしたいだけの場合にも認証カードが必要になり、使い勝手が非常に悪くなってしまいます。実際、新生銀行のネットバンクは使い勝手の悪さからあまり評判がよくありません。しかし、家族内で資金を自由に移動させたいような場合には、これは非常に便利な機能になります。初回に一度だけ家族に認証情報(パスワードや認証カードの数字)を登録してもらいさえすれば、以後は簡単に家族内の資金移動ができるようになりますし、一度登録された認証情報を後から見ることはできないため、家族間でのプライバシーも保ちやすいです。資産形成初期で、家族が新生銀行しか使っていないような状況では非常に便利なしくみです。

ところが、資産形成が進んで利用する金融機関が増えてくると、徐々に自動ログインだけではうまく資金管理できなくなってきます。また、家族間での資金移動も基本的には贈与税の課税対象(年間110万円を超えると課税対象、細かくは状況によって異なるため、きちんと調べることをおすすめします)となるため、預金額や収入額が増えるにつれて結局は自由な移動はできなくなっていきます。

Windows縛りから抜け出すためのスマホアプリがゴミ

MoneyLookの大きな弱点は、Windows上でしかまともに動作せず、しかも1台のPC内に閉じて利用しなくてはならないということです。複数台のPCを使っていた場合、MoneyForwardやMoneytreeならそれぞれのPCでログインするだけで同じ情報を使うことができますが、MoneyLookの場合はそれぞれのPCで別々にデータを管理する形になり、片方で更新したデータは別のPCからは見ることができません。

この状況を改善するため、MoneyLookもスマートフォン用のアプリをリリースし、アプリだけで残高情報を更新できるようになりました(正しくは、閲覧しかできなかったアプリをバージョンアップしました)。私はこのアプリに大きな期待を寄せていたのですが、実際に使ってみるとこれが本当にひどい代物でした。残高情報は一括で更新できず、1つ1つ手動で更新を指示する必要があります。その上、口座更新ボタンはメニューの深い場所にあり、到底アプリ上だけで資産情報を管理できるような使い勝手ではありません。また、同時に実行できる更新処理も3つまでで、全口座を更新するためには、じーっとスマホの画面を見つめていずれかの口座で更新が終わるのを待ち、終わったのが確認できたら次の口座を更新し、また1つ終わるまで待ち…と、普通では考えられないような手順を踏む必要がありました。こんな状態で一体誰が使うのだろう。このスマホアプリを見た時、私の中でMoneyLookは完全に死にました。

結論:無料で長期間の資産推移を記録するなら、Moneytreeで十分

以上のように、MoneyLook独自の利点はもはやほぼなくなっており、欠点が改善されるスピードも亀の歩みより遅いため、辛抱強く使い続ける意味は限りなく小さくなっています。

MoneyLookの利点

・無料でフル機能が利用できる
→ Moneytreeの無料範囲でもほぼ同じことができる
・豊富な対応口座
→ 現状も豊富ではあるがほころびも見え、私の利用範囲ではもはや大差ない
・強固なセキュリティ
→ 自分のPCをセキュアに保つのも難しくなっており、PC上だからセキュアとはいえなくなってきた
・自動ログイン
→ 今となってはうまく使える場面がほとんどない

MoneyLookの欠点

・古臭く、使い勝手が良くない
→ 改善の兆しなし、スマホアプリの使い勝手も壊滅的
・Windowsでしか動かない
→ 待望のスマホアプリ版の出来が壊滅的
・収支管理(家計簿のような使い方)は困難
→ 改善の兆しなし

素直に書くとボロボロな評価になるMoneyLook。私も最近はまったく使っていませんが、それでも長い間お世話になった製品です。いつの間にか大幅リニューアルされ、10年前のように再び大絶賛できる日がくることを密かに願っています。

以上、MoneyLookに感じる限界、移行先はMoneytreeで問題なし、でした。

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