投資本の雑な感想:インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?

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追われる国の経済学でも述べている、需要がない状態での金融緩和の限界を、日銀実務経験者の立場から早々に述べている本。2013年刊行なので、政権交代でいわゆるアベノミクスが始まってまだそんなに経っていない頃です。

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投資本の雑な感想:ホモ・デウス

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サピエンス全史の巻末で未来の超人類について語ったユヴァル・ノア・ハラリが、その超人類を中心として、今後人類が向かう先にフォーカスを当てて語った本。投資本では…ないんですけども。長期的な経済・世界観について気付かされる部分もあったので。

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投資本の雑な感想:追われる国の経済学

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これまでのマクロ経済学が前提としていたのは経済状況の半分に過ぎず、現在数多く発生している状況を理解するには「マクロ経済学の残り半分」が必要、という趣旨の本です。この「残り半分」はいかにして、どういう条件で発生し、それが現実の経済的事象にどう当てはまってきたのかを1930年の大恐慌から2018年のトランプ現象に至るまで、様々な経済イベントを通して明らかにしていきます。

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投資本の雑な感想:経済政策で人は死ぬか?

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原題は THE BODY ECONOMIC -WHY AUSTERITY KILLS- 。body economicというのは「ある経済政策の下に組織された集団で、その政策に影響を受ける集合体としての国民」を指している。著者は疫学者で、病気の原因や影響を調べるのが仕事なのだが、原因や影響の調査対象として経済政策まで手を広げたものと考えれば良いと思う。そして、副題が示すとおり、困窮時の緊縮財政は人々を殺す。それがこの本の結論だ。

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投資本の雑な感想:バフェットの重要投資案件20

バフェットの投資案件を前期、中期、後期に分け、代表的な20の投資案件を振り返る本です。投資案件のリストは次のようになります。最近の投資は少ない印象ですね。

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投資本の雑な感想:ディープバリュー投資入門

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オリジナルのタイトルは The ACQUIRER’S MULTIPLE – How the Billionaire Contrarians of Deep Value Beat the Market。直訳すると「企業買収者の投資尺度 − 極度の割安銘柄を狙う億万長者の逆張り投資家は どのようにして市場を打ち負かすのか」といったところでしょうか。

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投資本の雑な感想:ティリングハストの株式投資の原則

フィデリティのファンドマネージャであるティリングハストによる、王道的バリュー投資本です。投資スタイルはかなりバフェット寄りでしょうか…?目次はこんな感じです。

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投資本の雑な感想:新賢明なる投資家 上/下

同じ著者によるプロ向けの書籍「証券分析」を読んだあと、企業価値の分析手順をもう少し平易に書いた本がないかと思い、以前一度読んだこの本を再度手にとってみました。

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投資本の雑な感想:勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語

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バリュー投資家として有名なガイ・スピアの自伝的著作です。タイトルは”投資本”としていますが、これは一般の投資本によくあるような投資理論やその実例について説明した本ではありません。そうした内容を期待して読むと肩透かしを食らうのでご注意を。

本書はむしろ、彼が自身の厄介なメンタルと格闘し、失敗を繰り返しながら自分に合った投資スタイルを少しずつ身につけ、それを通じて自分が望む人生に気づいていくという物語です。大半の部分は投資を志す人が自分を重ねて楽しむ、ある種の bildungsroman(自己形成小説/成長小説)であり、おまけとして少しだけ彼が採用している投資ルールやツールが紹介されている、というのが近いと思います。 “投資本の雑な感想:勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語” の続きを読む