一般的には住居に次ぐ支出と言われている保険。私は既にこの10年間、2種類の医療・生命保険に加入してきているんですが、当時とは状況が色々と変わってきたため、改めてこれらの保険を見直すべきかどうか考えてみました。
保険に加入した経緯と目的
保険に対する私の基本スタンスは、胴元が結構なテラ銭を持っていく、自分の不健康に賭けるギャンブルみたいなもので、基本的には不要なものだというものでした。ただ、10年ほど前の結婚をきっかけに、私が急逝した際の備えとして加入してほしいという奥さんからの意見を受けて加入しています。結婚当時は今よりも資産が少なかった(合算しても7~800万程度)とはいえ、ふだんならそうあっさりと保険に入ることはないほどの保険嫌いなんですが、結婚の直前に私の父が若くして食道ガンで急逝したことから加入に至りました。私は父とそっくりな身体なので、比較的若くにガンで死ぬ可能性が高いと思われ、また父の他にも血縁者には各種ガン、心臓病、高血圧等の発症歴があったため、私自身もある程度必要性に納得して加入しました。当時の保険の目的は、以下の2点でした。
- 長期の入院や大きな手術が必要になった場合に、必要な生活費・療養費を確保すること
- 私が死んだ際に、妻が今後生きていく上で助けになるようなまとまったお金を残すこと
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