新NISAの上限が40万円に?さすがにどうかと思う

なんと、新NISAの上限枠が40万円になるようです。しかも、投資対象は積立に適した商品のみだとか。

政府・与党は6日、2017年度税制改正で創設を検討している積み立て型の少額投資非課税制度(NISA)について、投資上限を年40万円とし、配当などの非課税期間を20年とする方向で最終調整に入った。

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/020/125000c#csidx7b2e5250d7612438fc08cfd0962fd8a
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新NISAは60万円枠で非課税期間10年に。現行制度とどっちが有利?

新NISAの方針が固まり、投資枠が現行の半分となる60万円、非課税期間が2倍の10年とする方向のようです。

積立NISAでは、非課税期間を2倍に延長する一方、毎年の投資上限は半分に圧縮する。余裕資金がそれほどない若年層にも、制度を利用しやすくする狙いだ。ただ現行制度との併用は認めず、投資家はどちらかを選択する必要がある。

積立NISA、非課税10年=年60万円が上限―政府・与党:時事通信

この新制度、現行NISA制度の120万円枠を使い切れないような人にとってはメリットしかありません。しかし、現状すでに120万円の枠を使い切っているような人にとっては非課税枠が減ることになり、あふれた分は課税口座で運用する必要があるため、デメリットになります。このような人にとって、現行NISAと新NISAはどちらを使うのが有利なんでしょうか。 “新NISAは60万円枠で非課税期間10年に。現行制度とどっちが有利?” の続きを読む

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使いづらい現行NISA、改善案は投信積立特化?

あちこちから使いづらいと声があがっていたNISA。ようやく改善案が出てきましたが、かなり予想と違っていました。

NISAに長期積立枠 政府、非課税20年軸に調整:日経新聞

私はNISAをそこまで積極的に使っておらず、あまり詳しいわけでもありませんが、現行の制度はざっくりと次のようなものだと理解しています(間違ってたらすみません)。

NISAのあらましと欠点

  1. NISA口座には、年間120万円分までの株式や債券、投信などを入れられる
  2. NISA口座の買い入れ枠(120万円)は毎年追加されるが、次の年に枠を持ち越すことはできない
  3. NISA口座に入れた銘柄は、最大5年間NISA口座内に保持し続けることができる
  4. 5年経過した銘柄は、翌年の枠を使う形でNISA口座内に留めるか、一般口座に移すかを選ぶことできる(その際はいずれも、その時点の時価で取得したとみなされる)
  5. NISAの制度は2023年までの期限付き措置
  6. NISA口座内の銘柄からの配当は非課税
  7. NISA口座内の銘柄を売却して得た利益は非課税
  8. NISA口座内の銘柄で売却損が出た場合でも、損益通算はできない

不満が出ているのは、主に4と8についてです。8については字面どおりで、NISA口座内の銘柄が値下がりして売却損が出た場合でも、一般口座との損益通算(売却益を売却損で相殺して課税対象となる利益を減らすこと)ができず、NISA口座を使わない場合に比べてトータルで税金が高くなるということです。

4のデメリットはややわかりづらいです。これは、もしNISA口座内の銘柄(例えば100万円で取得)が5年経過時点で値下がり(80万円)していた場合、その時点で本来より低い値段で取得(80万円で取得)した扱いに変更されてしまい、その後価格変動した際には利益額が増えたり(110万円になった場合は、本来なら10万円の利益だったはずが、30万円の利益に)、損が減ったりしてしまう(90万円になった場合は、本来は10万円の損だったはずが、10万円の利益に)ということです。特に一般口座に移管した場合に問題になりますが、これらは税金額の増加という形で跳ね返ってきます

どちらについても言えることですが、もともと税金を減らすための仕組みのはずが、その恩恵を受けられるのは値上がりした場合だけで、値下がりした場合はむしろ税金が高くなるということです。これはつまり、同じ投資額でも一般口座で投資する場合に比べてリスクが高くなっているということであり、初心者に向けて宣伝・勧誘しているNISA制度としては問題のあるあり方だと思います。

また、この制度を利用して最大限に利益を得ようとした場合は、5年間保持して非課税で配当をもらい、5年経ったら移管せずに売却益を得る必要があります。値上がりする株を選ぶだけでも難しいですが、さらに「5年後の時点で値上がりしている銘柄」を選ぶように誘導される形になっているわけですが、言うまでもなくこれは非常に難しく、不必要に投資を難しくしていると思います。実際、この度奥さんがSBI証券口座を開き、ついでにNISA口座も開設していたのですが、制度の説明も面倒くさいし初心者向きでもないしで、今のところは「NISA口座のことは忘れていいよ」と言っています。

博打はやめて投信積立に使えとのお達し

こうした欠点に対処するため、利用者からは①非課税期間の恒久化、②制度の恒久化、の2点を求める声があがっていました。これによって、強制的な取得価額の変更や、5年経過時点での売却圧力がなくなり、それを見越した不必要に複雑な投資判断、毎年やってくる面倒な繰越判断も不要になります。私も、「このままだとさすがに使いづらすぎるし、変えるとしたらこのへんだよなぁ」と思っていたので、NISA制度改正検討!みたいな話を耳にした時は「やっときたかー」と思っていました。が、見てみるとなんだか思っていたのと違います。

実態を踏まえ、政府は2日にまとめた経済対策でNISAを見直す方針を示した。これを受け金融庁は今月末の税制改正要望で長期積み立てに対応した新たな枠の創設を求める。現行の半分の年60万円以下の投資について、非課税期間を20年前後に延ばす枠をつくる方向。非課税期間5年の現行制度との併用は認めず、利用者はどちらかを選ぶことを想定している。

非課税期間が長期化したことで、NISA特有の条件を考慮する必要は減りましたが、金額が半減するのは痛い。記事中でもふれられていますが、長期で確実に上昇する低額の投資商品を、少額ずつ買い入れて、長期間保有する、みたいな使い方を目指した変更に見えます。ピンポイントで上昇銘柄を選ぶ博打枠としてではなく、(インデックス)投信積立に使え、ということなんでしょうね。これから国際分散投資を進めていく私にとっては、これはこれで割り切りができて悪くはないのですが、月5万円までだと枠としてはちょっと物足りないです。この制度ができたら、奥さんにも投信積立してもらおうかな。

以上、使いづらい現行NISA制度と、その改善案についての所感でした。

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