SwitchBotカーテン+ソーラーパネルをApple HomeKitに組み込んで使う
SwitchBotカーテンを運用しはじめて一ヶ月ほど経過したので、別添のソーラーパネルとあわせてレビュー的なものを残そうと思います。
SwitchBotカーテンとは
SwtichBotカーテンは、SwitchBotというスマートホーム製品ファミリーに属する製品の1つです。デザインがなんとなーく北欧っぽい雰囲気を漂わせていますが、中国企業であるWonderlabs社の製品です。物理ボタンをON/OFFしてくれるSwitchBotボットが有名ですが、他にもスマートリモコンのHub、温湿度計、加湿器、プラグ等色々と製品があり、どれもSwitchBotアプリでまとめて管理できるようになっています。
SwitchBotカーテンはその中の1つですが、これはカーテンレールに取り付けて、ホイールでレール上を左右に移動することでカーテンを開閉するものですね。動画を見るとわかりやすいと思います。
取付先のカーテンレールのタイプごとに製品が異なるので、買う時は少し注意が必要かもしれません。U型、I型、ポールタイプと3種類ありますが、日本だと基本的にはU型でしょうかね?私が買ったのもU型です。
なぜ買ったのか
- カーテンが昼過ぎまで開いておらずに慌てて開ける
- 夜になってもカーテンが開きっぱなしで慌てて閉める
- 窓際は観葉植物が占領していて開閉もややしづらい
- 開けたあと閉められる、閉めたあと開けられる…となった場合微妙に険悪になる
やりたいこと
- 日の出時にリビングのカーテンを自動で半開し、観葉植物に日を当てる
- 仕事開始時点で(妻は寝室で仕事)リビングのカーテンを全開し、部屋に外光を入れる
- 日没時にリビングのカーテンを全閉して外部からの視線を切る
- HomeKitに組み込み、シーンと連動して開閉させる
一足先にまとめ
- SwitchBotカーテン単体の基本的な動作は概ね問題がない
- SwitchBotカーテンに組み込まれている「照度に応じて自動開閉する機能」はあまりうまく動作しない
- Homebridgeと組み合わせてHomeKitに組み込むことで、日の出・日没・シーンに連動して動作させられる
- ソーラーパネルと組み合わせることで、定期的な充電を不要にできる
- ソーラーパネルを取り付けると奥行きが大きくなりすぎ、ダブルカーテンレールで使う場合は奥側に設置しないともう一方のカーテンを巻き込んでしまう
- ソーラーパネルをスマホ(楽天Hand)につないでも充電中の表示は出ない
SwitchBotカーテン単体の機能と我が家での動作状況
リアルタイム操作
- 全開、全閉、一時停止操作
- 任意の地点まで開閉
動作音がまあまあうるさい
ダブルカーテンレールと相性が悪い
デバイス情報の閲覧
基本動作設定
- 開閉方向、開閉距離の設定
- Bluetoothペアリング設定
- クラウドサービス連携設定(Hub利用時のみ)
- タッチ&ゴー設定
- 表示灯点灯設定
自動開閉の設定
- 照度に応じた開閉の設定
- タイマーによる開閉(10分後に閉じる、等)の設定
- スケジュール実行(X曜日のX時X分に閉じる、等)設定
- 動作モード設定(高性能モード、静音モード)
日中やたらと開いたり閉じたりする
その他外装、使いやすさについて
SwitchBotカーテン+ソーラーパネル
ダブルカーテンレールとの相性が最悪に
これです。標準的な取付方法だと本体の奥にソーラパネルを取り付ける形なのですが、ただでさえデブだった奥行きがさらに大きくなります。このため、ダブルカーテンレールだとほぼ確実に奥側のカーテンを巻き込んでしまうようになります。カーテンへの貼り付け方法がいまいち
私は結局、ドレープカーテンを外側に入れ替えて使っていますが…これもちょっと微妙なんですよね。
なお、ソーラーパネルをUSB-C端子で充電できるスマホ(楽天Hand)につなぎましたが、UI上からは充電されている様子を確認することはできませんでした。
HomeKitに組み込む
照度センサーによる開閉がイマイチだったので、SwitchBotカーテン単体ではやりたいことがうまくできませんでした。しかし、HomeKitに組み込めばiOSのオートメーションに参加させることができ、そこでは日の出や日没をタイマーイベントとして扱うことができます。HomeKitに組み込むには、いつものHomebridgeを使います。
Homebridgeとは…
過去記事で何度か説明したので、細かいところは割愛します。HomeKit非対応のデバイスをHomeKit対応製品に見せかけてくれるソフトウェアですね。各製品に対応したプラグインをインストールすることで、手軽に機器をHomeKitに対応させることができます。私はraspberrypi上で常時動作させています。
Webのダッシュボードも用意されていて、直接機器を操作できて便利です。
Homebridge Switchbot Bleプラグイン
今回使うプラグインは、Homebridge Switchbot Bleプラグインです。これは、HomebridgeからBluetooth(Low Energy)を使って直接SwitchBotカーテンに開閉指示を送るプラグインですね。当然、Homebridgeが稼働するサーバーはBLEに対応したBluetoothチップが接続されている必要があります。最近のPC・サーバーならたいていBLE対応のBluetoothが内蔵されています。
これとは別に、SwitchBot Hubと連携してHub経由でカーテンを操作できるプラグインもありますが、私はSwitchBotファミリーで機器を揃える気もなく、Hubを買いたくないのでBLEの方を使うことにしました。Homebridge-UIのプラグインタブで検索したら出てくるので、インストールボタンを押すだけです。
これで無事HomeKitに参加、Apple Home Appから扱えるようになり、オートメーションも使えるようになりました。日の出、日没イベントで開閉を設定すれば完了です。
まとめ
- SwitchBotカーテン単体の基本的な動作は概ね問題がない
- SwitchBotカーテンに組み込まれている「照度に応じて自動開閉する機能」はあまりうまく動作しない
- Homebridgeと組み合わせてHomeKitに組み込むことで、日の出・日没・シーンに連動して動作させられる
- ソーラーパネルと組み合わせることで、定期的な充電を不要にできる
- ソーラーパネルを取り付けると奥行きが大きくなりすぎ、ダブルカーテンレールで使う場合は奥側に設置しないともう一方のカーテンを巻き込んでしまう
- ソーラーパネルをスマホ(楽天Hand)につないでも充電中の表示は出ない
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