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7月, 2020の投稿を表示しています

Raspberry pi+Homebridge+IRKitで自宅をスマート化し、Google Home/Android/HomeKitから操作する

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コロナ以降は夫婦ともに完全リモートワーク生活になったので、二人とも長時間自宅にいることが多くなりました。このため、自宅を快適にするべくスマートホーム化を少しずつ進めています。 スマートホームの全体像 全体像は次の絵のような感じで、私がiPad/Mac/iPhoneのApple Homeアプリからエアコン、テレビ、フロアランプ、スマートロック等を、妻はAndroidスマホのGoogle Homeアプリから家電を制御しています。 世の中にはスマートホーム(Google Home、HomeKit、Alexa)対応の家電がたくさんありますが、我が家には普通の家電しかありません。 HomebridgeとIRKitを使うことで、普通の家電をGoogle HomeやApple Homeアプリから使えるように しています。 スマートホームでできること スマートホームといっても声でテレビをオンオフできても別に嬉しくないしなぁ… という人は多いと思います。正直私もそうでしたし…。しかし、 家電の音声制御はスマートホームのパーツの1つに過ぎず、さらに整備を進めることで徐々に「スマート」「オートメーション」といった感じに なっていきます。 Level1. 家電を単体で操作する:Google Home/Apple Home 一番イメージしやすいのはこれだと思います。各種Homeアプリからタップで、もしくはSiri、Googleアシスタントから声で、個々の家電をオンオフしたり、ボリュームを変えたり、設定温度を変えたりできます。ただ正直 これだけでは、赤外線リモコンをスマホから使っているのとたいして変わりません 。そもそも声による操作もそう実用的には思えません。 Level2. 家の状況を一望する:Apple Home HomeKitでスマートホームを構築すると、Apple Homeアプリから 家全体の状況をダッシュボードのようにひと目で把握 できるようになります。部屋ごとに個別に状況を見ることもできます。少しずつスマート感が出てきます。 Level3. シーンで家全体の状態を制御:Apple Home そしてさらに、複数の家電の状態を「シーン」として登録すれば、 シーンを切り替えることで家全体の状態を一気に切り替える ことができるようになります。 例えば [仕事中] という名前をつけたシーンな

早期リタイアへの備え(3):金融資本を準備する

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前回は、リタイアに必要な備えとしてLIFE SHIFTを参考に、金融資本、人的資本、社会的資本の3つの資本について、そのあらましを紹介しました。 早期リタイアへの備え(2):3つの資本を準備する 早期リタイアに備えた人的資本、社会的資本、金融資本の準備 www.burabura-investment.net 今回はその1つめ、金融資本についてお話します。 備えとして一番わかりやすい金融資本 3つの資本のうち一番わかりやすいのが金融資本です。もし 自分が一生かけて稼ぐはずだった大金が宝くじで当たったら、すぐに会社を辞めても金銭的には問題ない と感じるでしょう。 サラリーマンは、生涯で平均2億程度を稼ぐと言われています。 税金や社会保険料を差し引くと、1.6億円程度 でしょうか 。 これだけ手元にあれば、会社を辞めても大丈夫そうな気がしますね。なにせ、この先ずっと働いていても結局これだけしか稼げないんですから。 しかし、そんな大金をすぐに手元に用意できる人はほとんどいません。それに、人生の半分程度を終えた人が、残りの人生でサラリーマンの生涯賃金全て必要になるとも思えません。 必要な金額は人によって数倍の差がある では本当に必要な金額は一体いくらなのか…? Webで検索してみると、1億円という人、3億円は欲しいという人、かと思えば3,000万円でも大丈夫と言う人もいて、さっぱりわかりません。ここまで 大きな違いがあるのは、人によって生活スタイルや環境、想定するライフイベントが全く違うから です。 派手な消費が好きな人と倹約家では支出が全然違ってきます。都会の賃貸暮らしと田舎の実家暮らしも、たくさんの子持ちと独身でも、支出はまったく違います。リタイア後も負担にならない程度に働くか、完全に仕事を辞めるかでも大きく違います。 要するに、 必要な金融資本がどの程度なのかは、個々人が自分で算出するしかない わけです。ニュースやブログで出てくる切りの良い数値、3,000万円とか、5,000万円とか、1億円といった数字に踊らされてはいけません。 それは誰かが必要な金額であって、あなたが必要な金額ではありません。あなたが必要なお金はあなたが自分で計算しましょう 。あなたの人生です。 ライフイベント表とファイナンシャルプランを作る では、どうやって必要金額を計算するのか?一般的には、 ライ

早期リタイアへの備え(2):3つの資本を準備する

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前回の記事では、早期リタイアに備える理由、その利点について書きました。簡潔にいうなら、 社会保障だけでは頼りない命綱を補強しつつ、備えを盾に会社から利益を引き出すため 、ということになります。 早期リタイアへの備え(1):なぜ「備え」るのか なぜ早期リタイアを目指すのではなく、早期リタイアに備えるのか www.burabura-investment.net 今回は、「備え」が何を意味するのか、もう少し詳しく話していきます。 人が持つ3つの資本 リタイアへの備えは、要するに会社を辞めても先々問題がないようにするということです。それはつまり、残り40〜70年の人生で必要なものですから、非常に幅広くなります。お金さえあれば大丈夫、と思うかもしれませんが、 実際お金が溜まってきて金銭的に早期リタイアが見えてくると、色々と足りないことが見えてくるもの です。 そこで、LIFE SHIFTという本で紹介されている、 人が持つ3つの資本という考え方が役に立ちます 。これは金融資本・社会資本・人的資本のことで、おおざっぱに言えば、金融資本はお金や不動産など金銭的価値を持つもの、社会資本は友人・家族・コミュニティとの関係の良好さ、人的資本は自分自身が持つスキルや活動から価値を生み出す力です。 一般的な3資本の推移 戦後長い間、ほとんどの人は1つのライフスタイルに従って生きてきました。それは、若い頃に学校に通って人的資本や社会資本の蓄積に専念し、卒業と同時に就職して社会資本や人的資本をすり減らしながら金融資本を蓄積し、退職したら蓄積した金融資本を取り崩しつつ社会資本や人的資本を少しずつ取り戻す…というものです。イメージとしてはこんな感じです。 しかし、社会が少しずつ変化し、人々が長寿化して子供は減り、年金や健康保険を中心とした社会保障の機能も削減されるに従い、従来の生活スタイルと現代環境の間に齟齬が生じました。図の中に吹き出しで書いたのが、旧来の生活スタイルと現代の環境のズレが引き起こした課題です。 懸念1:労働期間に人的・社会的資本が減りすぎる 生涯に必要な金融資本をすべて稼ぐために仕事に専念すると、 人間関係の維持や新たなスキルの取得にまわせる時間が不足し、人的・社会的資本が減って いきます。こう書くとあっさりしたものに思えますが、実際には友人と徐々に疎遠になり、家族との仲も冷め

早期リタイアへの備え(1):なぜ「備え」るのか

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2016年にWordpressのブログ「早期リタイアに備えて暮らす」を開設して以降、その名のとおり早期リタイアの準備を重ねながら、その断片を少しずつ記事にしてきました(全部消えましたが…)。ブログ刷新を機に、何のために備えているのか、そして具体的に何にどう備えてきたのかについて改めて整理しておこうと思います。 早期リタイアを「目指す」じゃなく、「備えて暮らす」? 一言でいってしまえば、 リタイアに備えつつ暮らすことは、リタイアそのものよりも格段に有利な状況を作り得る からです。 そもそも私は、 何がなんでも早期リタイアしたいわけではなく、時間や場所、気まぐれな組織や上司の都合に過度に束縛されず、自由に暮らすことを望んで います。仕事が嫌になって会社を辞めても、生活費を補填するために良くない条件で働かなければならなくなった場合、それは本意ではありません。 私の仕事はかつて非常にハードなもので、組織の都合で次々と炎上プロジェクトに放り込まれ、定期的にパワハラ気質の上司に当たるというなかなか酷い状況でした。この頃は、 自由になるためには会社に依存しないレベルまでプロフェッショナルとしてのスキルを高める か、 さもなくば仕事を辞める しかないと思っていたものです。 しかし、ここ数年は楽なポジションに移動し、新型コロナの影響で完全なリモートワークが実現し、裁量労働制も手伝って場所や時間にあまり囚われずに働けるようになりました。このため、今の仕事を続けながらでもほぼ望みどおりの生活ができています。 労働環境は思った以上に不安定 望みが叶った、万歳!もう備えなんて必要ない…かといえば全くそんなことはなく、今の職務が楽とはいえ 会社全体をみわたせば常にどこかで炎上プロジェクトの種が蒔かれ続け、定期的に芽吹いて大炎上し、人が吸い込まれて長時間労働を強いられる状況 は変わっていません。これは、勤務先のビジネスモデル上ほぼ避けられない事態なのですよね。 また、今の上司は比較的部下に裁量をもたせてくれていますが、これもいつまで続くかはわかりません。会社組織は大きく、 マイクロマネジメント・ハラスメント気質の人も相当数残って います。人事異動により、いつまたこうした上司に割り当たるかはわかりません。 こうした社内事情だけでなく、コロナのような経済全体を巻き込むイベントでも労働環境は大きな影響

前のブログが死にました…

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ブログのデータもおそらく全部死んでいます。いやぁ、死ぬ時はホント一瞬ですね。幸い?投資や家計のデータはGoogleドライブ上に全部残っているので、資産や家計の報告については過去からの推移を含めてこれまでのように掲載していこうと思っています。まぁ、Wordpressより表現力はかなり落ちるので、簡素になってしまうかもしれませんが… もし Feedlyなどのフィードリーダーに登録してくれていた方で、受信を継続しても良いという方は https://www.burabura-investment.net を再度登録 していただけると嬉しいです。どうやらBloggerのフィードは、過去のWordpressのフィードと同じ場所へは配信できないようです。