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「なぜ今、仏教なのか」で脳裏に蘇った黒歴史

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 「なぜ今、仏教なのか」、原題は Why Buddhism Is True とかなり強い印象のタイトルだが、中身は日本語タイトルの方が近い。それなりにバランスの取れた本だったように思う。かいつまんでいうと、 仏教のある種の側面を進化心理学の概念でおおざっぱに説明した本 、という感じだろうか。 読み終わってみるとそのほとんどが暗に、また明に理解していたことだったように思う。サーチ・インサイド・ユアセルフの感想の末尾に少し書いたのだけれども、瞑想に関する私自身の経験や想像とほぼ同じことが書いてあった、そういう読後感だった。 サーチ・インサイド・ユアセルフ:瞑想は人をどこに導くのか サーチ・インサイド・ユアセルフ:瞑想は人をどこに導くのか www.burabura-investment.net 私は仏教にこれっぽっちも興味がなかったし、これまで瞑想やマインドフルネスと呼ばれるようなことに正式に取り組んだこともない。ただ、学生の頃にこの本にかかれた瞑想と近いことを経験したことがある。当時の私はそれで何かを得ようなどと思ってもみなかったし、自らに課すべきと考える道徳意識なども特に持ち込んでおらず、純粋な好奇心から実行していたのだけど…。単に、その頃知った「我思う故に我あり」のそれらしい説明が本当なのかどうか、実際に自分で試して確かめてみたかった、それだけだった。 奇妙な体験 高校生の頃、私は離れの部屋で暮らしており、高校3年になってからは受験のためにほとんど籠もりっきりになっていた。長い夏休みに入ると、昼の間は事前に計画した分量の受験勉強をし、それが終わると誰もやってこない隣室のベッドに横たわって、長い長い夜の時間を件の思考実験に費やした。 自分を構成するであろう要素を大きなものから些細なものまで1つ1つ取り出し、それが本当に自分を構成していると言えるのか吟味しては、そうではないと結論して自我から切り離す…そして、残ったものがどんな姿をしているのか観察する。そんなことを何日も、何週間も、何ヶ月も続けた。 無我相経の五蘊の話にいくぶん似ている ような気もする。そうして私は、この本でいうところの無我、空の理解に不完全ながらも近づき、知覚するようになったのだと思う。 デカルトは最終的に我はあると考えたようだけど、私には結局のところ我はあるのかないのかよくわからなかった。ただ、それま

家計のレポート:2020/9末 - 実験完了

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  今月も在宅開始後の低い支出水準を概ね維持できました。若干気になる費目はありましたが、トータルの支出ではほぼ下限なのではないかと感じています。これはリタイア後に必要な支出の水準に近いと思われ、そうした点に見当がついたのは大きな収穫でした。 オーバービュー トータルは目標を大きく下回り、突出して多い費目もありませんでした。趣味娯楽費が再びやや上昇傾向なのはやや気になりますが、予算以内であり問題はありません。 ※単月    :当月支出の目標金額との乖離率 ※一年平均  :過去一年平均支出の目標金額との乖離率 費目 目標 今月 一年平均 トータル 35万 68.37% 92.22% 1. 食費日用品 8万 49.10% 83.29% 2. 水道・光熱費 2.5万 115.07% 91.86% 3. 交際費 1.5万 16.12% 115.37% 4. 衣服・美容費 2万 0.00% 113.59% 5. 趣味・娯楽費 1.5万 74.47% 143.61% 6. 交通費 0.5万 19.68% 24.65% 当月支出÷目標支出額 当月支出が予算の何倍になっているかを示すレーダーチャートです。先程の表を図で表したものです。 趣味娯楽費が若干目立つ程度ですね。水道光熱費は水道料金加算の月なので多めにでています。 過去一年平均支出÷目標支出額 過去一年平均だとこうなります。 交際費、衣服美容費は予算に限りなく近づいてきました。趣味娯楽費だけはまだまだ遠い状況です。 一般世帯との比較:過去1年平均 家計調査における二人以上勤労世帯と、我が家の支出(過去一年平均)との比較です。 平均世帯との比較では衣服美容費が足を引っ張っています。高額な美容院費を宿命づけられている我が家なので、下回るのは難しそうです。 収支全体の状況 ここからは主に折れ線グラフで推移を見ていきます。濃い線が過去1年の移動平均線、薄い線が各月の実数値です。 収入は横ばい、支出の低下で収支は漸増といった状況。 収入の状況 収入内訳の比率は以下のように推移しています。相変わらずほぼ給与です。 支出の状況 支出全体の推移とトレンドです。 目標:35万円 在宅ワーク効果による減少傾向はまだ続いています。 全費目の状況 今月の費目の内訳を円グラフで表すとこんな感じになります。 変動費が全体的に減ってきた結果、固定費がやたら

資産状況のレポート:2020/9末 − 凪、静観

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月末月初とPCが壊れてばたばたしており、遅くなってしまいました。指数推移のグラフが数日ずれてしまっているのでややわかりづらいですが、日本株は月初に大きく上げたものの、月末にかけて大きく下げてほぼ横ばい。SP500は月初大きく下げて大きく開いていた日本株とのスプレッドが一時かなり閉じたのですが、月末にかけて持ち直して再び差を広げています。 欧米では再びコロナによる経済閉鎖がはじまっていますが、日本ではGo to施策の拡大もあって経済活動は着実に再始動を続けており、コロナ直撃系の業種は一息ついている様子です。一方でここ半年の経済停滞の影響は着実に一般企業を蝕んでおり、今後の経済全体の先行きは予断を許さない状況です。 総資産推移(生活防衛資金等除く) 資産合計 :102,940,993円( +149,936円 ) リスク資産:93,987,735円( +399,661円 ) 落ちはしませんでしたが、月末の大きな下落が直撃して大して資産の増えない月となりました。 投資の概況 投資元本:66,900,000円( +300,000円 ) 評価額 :96,065,486円( +438,538円 ) 先月に引き続き、妻の投資資金確保のための定期資金振替以外に資金投入はありません。 リターン(2011-/配当込み) 値 前月比 総利益率 (利益÷投下資本) +43.60% +0.02% 総利益額 +29,165,486円 +138,538円 過去1年利益率 -2.99% -1.87% 年初来利益率 -7.92% +0.21% ほぼ変わってないですね。。 個別資産の状況 全資産クラスともに上がりもせず下がりもせずといったところ。個別にみると、やはりガースー直撃のKDDIと陸空運の下げが大きいですね。 種別 資産名 評価額 預金 銀行預金 8,953,258 国内債券 個人向け国債変動10年 0 無リスク資産合計 8,953,258 資産クラス 銘柄 数量 取得単価 現在値 損益額 損益率 評価額 国内REIT スターツPR 27 150,526 206,600 1,513,998 37.25% 5,578,200 ケネディレジ 5 103,107 185,900 413,965 80.30% 929,500 インベスコオフィス 80 11,685 14,540 228,400 24.4