資産状況のレポート:2020/8末 − シンジュと地を這う虫




指数は月末の安倍首相辞任ショックを除けば概ね堅調という感じでしょうか。とはいえ、相変わらずSP500と日経平均の乖離にはすさまじいものがあります。日本株でもマザーズが良く上げていましたしね。にしても、ホールドしてるだけで1ヶ月で6%上がるとかすごいですね。GAFAM/QQQはさらに凄まじいのでしょう。


SBI証券より

コロナに関しては医療面での進展やウィルスに関する理解が進んできて、徐々に世間も再び慣れ始めてきたような感じですね。その間にも着実にサービス業の閉店は続いていますが…直接的な影響よりも、こちらの中長期的な影響の方が心配になってきます。

総資産推移(生活防衛資金等除く)

資産合計 :102,825,520円(+9,277,858
リスク資産:93,622,537円(+9,982,704


昨月末に大きく売り込まれた反動に加え、第2波のピークを超えたとの観測からかコロナで打撃を受けた銘柄が回復し、資産額も増加しました。上がりかたからしても、またすぐ落ちそうですけどね。

投資の概況

投資元本:66,600,000円(+300,000円
評価額 :95,626,948円(
+8,817,670


先月に引き続き、妻の投資資金確保のための定期資金振替以外に資金投入はありません。

リターン(2011-/配当込み)

前月比
総利益率
(利益÷投下資本)
+43.58%+12.85%
総利益額+29,026,948円+8,517,670円
過去1年利益率+1.86%+10.95%
年初来利益率-8.08%+8.91%

コロナ下落前ほどではありませんが、昨年末の大きな上昇の中程くらいまで戻ってきました。利益の絶対額で言えば、3末の3倍くらいになってます。それでも年初来マイナスという。

個別資産の状況

全資産クラスが堅調でした。

 
種別資産名評価額
預金銀行預金9,202,983
国内債券
個人向け国債変動10年
0
無リスク資産合計9,202,983
資産クラス銘柄数量取得単価現在値損益額損益率評価額
国内REIT
スターツPR27150,526204,9001,468,09836.12%5,532,300
ケネディレジ5103,107188,200425,46582.53%941,000
インベスコオフィス8011,68514,730243,60026.06%1,178,400
トーセイ・リート9106,059105,500-5,031-0.53%949,500
フロンティア6351,500351,50000.00%2,109,000
ヘルケア&メディ16100,499121,400334,41620.80%1,942,400
ヘルケア&メディ10110,667121,400107,3309.70%1,214,000
インヴィンシブル4027,60531,750165,80015.02%1,270,000
星野リゾート・リート5428,056482,000269,72012.60%2,410,000
海外REITIYR12076.4983.0570,7787.18%1,056,765
国内株式
コマツ2,2002,3652,315-111,100-2.14%5,091,900
東京エレクトロン10017,92527,180925,50051.63%2,718,000
ブリヂストン3003,7353,361-112,200-10.01%1,008,300
タイガースポリマー11,000472416-616,000-11.86%4,576,000
タイガースポリマー2,00041041612,0001.46%832,000
丸八HD3,700792675-432,900-14.77%2,497,500
住友商1,0001,1391,380240,50021.12%1,379,500
三菱商事7002,7322,508-156,800-8.20%1,755,600
セブン&アイ3003,8083,432-112,800-9.87%1,029,600
良品計画3,8001,3961,6721,048,80019.77%6,353,600
cotta1,500440905697,500105.68%1,357,500
JT2002,7241,990-146,900-26.96%397,900
JT2002,7241,990-146,900-26.96%397,900
カルビー4003,2723,30513,2001.01%1,322,000
三菱UFJ900564444-108,180-21.31%399,420
三井住友FG2003,0593,13515,2002.48%627,000
オリックス1,3001,5401,322-283,400-14.16%1,718,600
オリックス1001,5461,322-22,400-14.49%132,200
KDDI8002,8163,077208,8009.27%2,461,600
KDDI5002,7523,077162,50011.81%1,538,500
JR東日本1007,0036,925-7,800-1.11%692,500
JR東日本1008,1666,925-124,100-15.20%692,500
JR東日本1009,8736,925-294,800-29.86%692,500
JR東日本2005,9186,925201,40017.02%1,385,000
JR東海10015,74715,93518,8001.19%1,593,500
日本航空16001,9732,125242,4007.68%3,399,200
日本航空12002,7502,125-750,600-22.75%2,549,400
岩塚製菓2003,8833,710-34,600-4.46%742,000
王将フード1004,1385,920178,20043.06%592,000
すかいらーく1001,5661,68912,3007.85%168,900
吉野家HD10018262,10628,00015.33%210,600
日本管財10019701,9992,9001.47%199,900
日本管財10019691,9993,0001.52%199,900
ビックカメラ10012451,182-6,300-5.06%118,200
ビックカメラ10012181,182-3,600-2.96%118,200
アトム10069589720,20029.06%89,700
日経高配当株50ETF2036,67728,570-162,140-22.10%571,400
先進国株式
T15033.0933.09-43,297-7.60%526,315
MO10255.6143.74-162,717-25.59%473,082
BTI62939.0233.77-509,441-18.45%2,252,367
NGG10052.0056.4841,2497.40%598,897
WBK58022.5112.74-638,509-44.90%783,529
EAF7607.736.66-110,980-17.13%536,717
CAI73020.9721.8120,1231.21%1,688,247
楽天高配当株100,8579,9169,710-2,078-2.08%97,932
楽天高配当株719,8729,7249,710-1,008-0.14%698,996
新興国株式
DGS76043.2542.38-193,473-5.36%3,415,325
野村Funds-i新興株188,46410,61315,34489,16244.58%289,179
たわらN 新興株616,39211,35713,754147,74921.11%847,786
ニッセイ新興株116,76610,2779,829-5,231-4.36%114,769
たわらN 新興株105,01914,28413,754-5,566-3.71%144,443
ニッセイ新興株934,4949,3109,82948,5005.57%918,514
ニッセイ新興株1,085,2819,2159,82966,6366.66%1,066,723
世界株ETF
VT90051.9383.492,529,87646.52%7,967,726
eMAXIS slimバランス853,13310,55011,18454,0896.01%954,144
外国債券ブラックロックMMF325.01106.04106.0400.00%34,463
リスク資産合計4,802,9425.41%93,622,537


今月の売買銘柄

以下の売買を行いました。

  • cottaの大半を売却
  • JR東日本をNISA枠で追加買い入れ
  • フロンティア不動産投資法人を新規買い入れ
  • KDDIを追加買い入れ
いつものように、高くなりすぎと感じるものを売って、ボロいけど死にはしなそうなものを買っています。

資産配分状況

様々な視点から資産の内訳を確認していきます。

資産クラスの観点


追加買い入れによって現預金比率が少し下がりました。


現預金は10%を若干下回りました。とはいえ、セーフティファンドを含めれば20%程度は現預金のままです。

業種の観点


空運がそこそこ値を戻し、かなり比率が上がってきてしまいました。また、ホテルREITの値戻しに加え、JR東日本の追加買い入れ、商業REITの購入とコロナ銘柄比率が上昇気味です。別にそこまでコロナに賭けたいわけじゃないんですけど、JRとか一時期はさすがに安すぎましたし…商業REITも賃料見通しが比較的安定してるわりに安いんですよね。ホテルも場合によっては買える感じになってきてると思います。

不動産の内訳

保有しているREITの分配金の安定性を把握するため、立地と用途の観点から内訳を確認しています。まずは立地です。

首都圏を23区とその他に分割し、その他は地方と合算しています。都心比率が上がりました。


オフィスを買おうかと思っていたんですが買う前に上がってしまい、そのわりに行方は怪しいので保留にしています。かわりに、地方を中心に客足が戻りつつあり賃料見通しも意外と安定している商業REITを若干買い入れました。ホテルはいったん最悪期を抜け、Go toの恩恵をフルに受けたリゾート系は相当値を戻しています。気づくと変な総合REITみたいになってきてしまいました。。住宅は高すぎなので売却候補です。

実現損益の状況

配当収入(税引後)

2020年の累計:1,456,662円+95,034円


今月は、以下の銘柄から配当・分配がありました。
  • ブリヂストン
  • JT
  • BTI
  • T
  • NGG
  • 日経高配当株50ETF

昨年同月と比べた累積配当額の増減率は-2.99%です。9末決算の12月配当がほとんどですから、今後しばらくは去年より低いと思われます。12月配当も減配や無配が多くなるでしょうし、今年は配当はダメそうですね。

売却損益(税引後)

2020年の累計:+690,727円+1,630,510

先月損出しクロスで損益マイナスにしたのですが、cottaを売ったせいで再びプラスになってしまいました…。まぁ年末にまた損出しする機会もあるでしょう。

早期リタイアのKPI

裕福度(資産収入÷支出)

ロバート・キヨサキの「若くして豊かに引退する方法」で紹介されている指標で、支出を不労所得でどのくらいまかなえるかを表します。対象の支出を「総支出」と「生存費(固定費+変動費)」に分けて算出しています。



過去1年平均の裕福度

対象支出裕福度前月比
総支出55.42%-0.21%
生存費68.45%-0.88%

昨年比で累積配当額が減少しているため、裕福度もやや下落しています。


当月の裕福度

対象支出裕福度昨年同月比
総支出34.76%-5.80%
生存費42.70%-14.41%

配当が3分の2になったわりには耐えている方ですね。生活費が下がったおかげでしょう。

配当・分配金の安定度

配当・分配金の安定度を評価するために、配当受取額の業種・地域の内訳を確認しています。

配当の業種内訳


PFの4%以下しかないタバコが配当の12%近くを占めており、タバコの狂った高配当っぷりが如実に現れています。

配当の地域内訳


相変わらずの日本集中です。


以上、2020年8月末時点での資産状況でした。急にコロナ大丈夫そうみたいな雰囲気になってきて、ホテル陸運空運あたりがやたらと反発した月でした。状況は以前から別に大して変わっていないようにしか思えないのですが…。こんな調子では、また変わったニュースがあればすぐに下落するでしょうし、あまり振り回されてもしょうがなさそうです。

月末には安倍総理辞意表明という波乱がありましたが、菅官房長官が後継者として有力となり、いったん落ち着いたように見えます。にしても、指数でみると米株も日本株も高すぎじゃないですかね?低金利が長期化する見込みとはいえ…最近むちゃくちゃ始めたアメリカはともかく、日経平均の高さは正直謎です。コロナ被弾銘柄がボロボロの状態なのにこの高さですから…。

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