資産状況のレポート:2020/12末 - かろうじて水面上

日本株は年末に大きく上げ、SP500をアウトパフォームしています。SP500もそこそこ上げており、もはや市場は流動性とコロナ後しか見ていないという雰囲気です。仮想通貨もすさまじい上げを見せており、全般的になんとなく居心地は良くありません。


新型コロナは各地で変異株をもたらしつつ第三波を発生させており、経済状況は再び悪化しています。同時にワクチンの摂取も始まっており、収束前の最後の混沌の極みがやってこようとしている、という風情ですね。年明けいったん調整しそうな気がします。

総資産推移(生活防衛資金等除く)

金額増減額増減率
総資産113,672,102+4,434,502+3.90%
リスク資産103,571,989+4,415,205+4.26%
無リスク資産10,100,113+19,297+0.19%



ボーナスを含む給与の力と、配当+リスク資産含み益の多少の増加によって資産額はそこそこ増えています。

仮で線形に策定した計画値に対し、総資産はそれなりに上回って推移しています。リスク資産比率がやや高すぎるかもしれません。当面は証券口座に追加入金はしない予定です。

投資の概況

金額増減額増減率
投資元本67,800,000+300,000+0.44%
評価額104,909,333+2,882,415+2.75%

先月に引き続き、妻の投資資金確保のための定期資金振替以外に資金投入はありません。資産額自体は好調な市況の追い風を受けてそれなりに増加しています。

リターン(2011-/配当込み)

数値増減
総利益率54.73%+3.58%
総利益額37,109,333+2,582,415
過去1年利益率0.34%+0.92%
年初来利益率0.34%+2.68%
前月比利益率2.53%-4.42%


月末ベースでは利益額は過去最高を更新しました。ただし、月中ベースでは1月中旬をまだ若干下回っていると思われます。

個別資産の状況

月末にREITが随分伸びました。日本株は自動車関連を含む製造業が相変わらず軟調ですが、金融が比較的強かったです。米株は公益タバコ等の典型的成熟産業の高配当銘柄が値を戻してきましたね。

種別資産名評価額
預金銀行預金10,100,113
国内債券
個人向け国債変動10年
0
無リスク資産合計10,100,113
資産クラス銘柄数量取得単価現在値損益額損益率評価額
国内REIT
スターツPR27150,526201,4001,373,59833.80%5,437,800
ケネディレジ5103,107189,500431,96583.79%947,500
インベスコオフィス19013,07315,110387,03015.58%2,870,900
トーセイ・リート9106,059112,80060,6696.36%1,015,200
フロンティア6351,500399,000285,00013.51%2,394,000
ヘルケア&メディ16100,499132,100505,61631.44%2,113,600
ヘルケア&メディ10110,667132,100214,33019.37%1,321,000
インヴィンシブル4027,60533,150221,80020.09%1,326,000
星野リゾート・リート5428,056503,000374,72017.51%2,515,000
国内株式
コマツ2,2002,3652,818995,50019.13%6,198,500
ブリヂストン3003,7353,384-105,300-9.40%1,015,200
タイガースポリマー11,000409394-165,000-3.67%4,334,000
タイガースポリマー2,000410394-32,000-3.90%788,000
IJTT2,000511483-56,000-5.48%966,000
丸八HD3,700792756-133,200-4.55%2,797,200
住友商1,0001,1391,366226,50019.89%1,365,500
三菱商事9002,6932,541-136,800-5.64%2,286,900
セブン&アイ3003,8083,659-44,700-3.91%1,097,700
良品計画3,8001,3962,1052,694,20050.79%7,999,000
cotta1,500440766489,00074.09%1,149,000
JT2002,7242,102-124,400-22.83%420,400
JT2002,7242,102-124,400-22.83%420,400
カルビー4003,2723,110-64,800-4.95%1,244,000
三菱UFJ2,400492456-86,160-7.30%1,094,640
三井住友FG2003,0593,18825,8004.22%637,600
オリックス1,3001,5401,58557,8502.89%2,059,850
オリックス1001,5461,5853,8502.49%158,450
KDDI1,0002,8123,066254,0009.03%3,066,000
KDDI7002,7523,066219,80011.41%2,146,200
三菱地所6001,6481,6575,4000.55%994,200
JR東日本1007,0036,885-11,800-1.68%688,500
JR東日本1008,1666,885-128,100-15.69%688,500
JR東日本1009,8736,885-298,800-30.26%688,500
JR東日本2005,9186,885193,40016.34%1,377,000
JR東海10015,74714,590-115,700-7.35%1,459,000
日本航空16001,9731,99535,2001.12%3,192,000
日本航空12002,7501,995-906,000-27.45%2,394,000
岩塚製菓2003,8834,37097,40012.54%874,000
王将フード1004,1385,790165,20039.92%579,000
すかいらーく1001,5661,5973,1001.98%159,700
吉野家HD10018261,9078,1004.44%190,700
日本管財10019702,07310,3005.23%207,300
日本管財10019692,07310,4005.28%207,300
ビックカメラ10012451,145-10,000-8.03%114,500
ビックカメラ10012181,145-7,300-5.99%114,500
サイゼリヤ5001,9031,9082,5000.26%954,000
アトム10069587017,50025.18%87,000
先進国株式
T15033.0928.49-128,637-22.58%440,974
INTC20045.7848.7556,2405.92%1,006,083
INTC3046.7148.755,5423.81%150,912
MO10255.6140.74-207,003-32.56%428,796
BTI66938.5237.72-242,481-8.52%2,603,916
NGG10052.0058.9650,7489.10%608,396
WBK58022.5114.96-526,696-37.04%895,342
EAF7607.7310.39167,11725.80%814,814
CAI73020.9731.17679,82640.75%2,347,950
楽天高配当株100,8579,91610,3784,6604.66%104,669
楽天高配当株719,8729,72410,37847,0806.73%747,083
新興国株式
DGS76043.2547.78138,2483.83%3,747,045
野村Funds-i新興株188,46410,61316,960119,61859.80%319,635
たわらN 新興株616,39211,35715,185235,95533.71%935,991
ニッセイ新興株116,76610,27710,8676,8895.74%126,890
たわらN 新興株105,01914,28415,1859,4626.31%159,471
ニッセイ新興株934,4949,31010,867145,50116.72%1,015,515
ニッセイ新興株1,085,2819,21510,867179,28817.93%1,179,375
世界株ETF
VT90051.9392.513,153,48057.99%8,591,330
eMAXIS slimバランス853,13310,55011,815107,92111.99%1,007,977
外国債券ブラックロックMMF1,788.82103.19103.1900.00%184,585
リスク資産合計10,822,02411.67%103,571,989

今月の売買銘柄

以下の売買を行いました。

  • 東京エレクトロンの売却
  • 東京三菱UFJFGの追加買い入れ
  • IJTTの新規買い入れ
  • サイゼリヤの新規買い入れ
  • 三菱地所の新規買い入れ
  • インベスコオフィスジェイリート投資法人の追加買い入れ

東エレクが一気に値を上げてきて割安感も完全になくなったので全て売却しました。売却代金を使い、逆風食らってる系の銘柄を分散して買い入れています。

資産配分状況

様々な視点から資産の内訳を確認していきます。

資産クラスの観点


預金も含め、全資産おおよそまんべんなく増えました。

REITと先進国株式が堅調だったのが微妙に見て取れます。




スナップショットを撮るとこんな感じです。先月とさして変わっていません。

業種の観点

半導体が一気に減少しました。キラキラした銘柄が1つもなくなってしまったので、何か買いたいところなんですが…

不動産の内訳

保有しているREITの分配金の安定性を把握するため、立地と用途の観点から内訳を確認しています。まずは立地です。首都圏を23区とその他に分割し、その他は地方と合算しています。

先月から大きく変わらずです。

少しずつオフィスを買い戻しています。

実現損益の状況

配当収入(税引後)

2020年の累計:2,098,336+331,702円

今月は、以下の銘柄から配当・分配がありました。
  • コマツ
  • 三菱商事
  • 住友商事
  • 東海旅客鉄道
  • 三菱UFJFG
  • 三井住友FG
  • 王将フードサービス
  • KDDI
  • オリックス
  • 日本管財
  • cotta
  • CAI
  • DGS
  • VT

昨年同月と比べた累積配当額の増減率は-6.77%です。無配・減配が多くかなり配当が減ってしまいました。残念ですね。

売却損益(税引後)

2020年の累計:+1,835,008円+1,324,212

東エレク売却分で増えてしまいました。損出しクロスで相殺しましたが、結構残ってしまっています。

早期リタイアのKPI

裕福度(資産収入÷支出)

ロバート・キヨサキの「若くして豊かに引退する方法」で紹介されている指標で、支出を不労所得でどのくらいまかなえるかを表します。対象の支出を「総支出」と「生存費(固定費+変動費)」に分けて算出しています。

過去1年平均の裕福度

裕福度前月比
総支出57.04%+1.57%
生存費67.49%+0.87%

少し持ち直しました。配当額は減っているので、生活費削減の効果でしょうね。

当月の裕福度

裕福度前年同月比
総支出134.37%+41.01%
生存費139.75%+21.97%

こちらも、生活費削減によりかなり上がっています。昨年は支出がかなり多かったようです。

配当・分配金の安定度

配当・分配金の安定度を評価するために、配当受取額の業種・地域の内訳を確認しています。

配当の業種内訳

悪くないバランスです。

配当の地域内訳


引き続き日本集中です。とはいえ、事業はアメリカ・東南アジア比率が高い企業が多いので、利益の源泉で見るともう少しまともになります。

以上、2020年12月末時点での資産状況でした。なんとか年初来プラスにまで回復しましたが、指数が+15%を超えていることを思うとかなり酷い1年となりました。どのみちコロナ収束後を見据えて長期的に価値が上がる、回復すると見たものを優先しており、直近で時流に乗れる銘柄は少ないので仕方がないところではあります。そのあたりを機敏に乗り換えていけるなら以前からもっと儲かっているでしょうしね。

引き続き、保有していれば長期的に価値が回復・上昇すると思われるものを地道に集めていこうと思います。私にとっての課題は、直近花が咲くものの目利きよりも、腐りかけた株の除去の方ですね。際どいものがいくつかまじっているので、注視していきます。

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