MoneyForwardの家計相談記事に投稿が採用されてました!

2ヶ月くらい前でしょうか?MoneyForwardをながめていたところ、家計相談記事の募集広告があったので投稿してみました。その後一向に記事にもならないので、こりゃボツかなぁ…とほとんど忘れかけていたんですが、昨日見たら記事になっていました。実際に記事として見てみるとなんだか面白いですね。

資産1億円越えアラフォー夫婦「高収入だけど激務。40代でリタイアできる?」 – MONEY PLUS

読者のお金の悩みにプロのFPが答える人気連載。今回の相談者は、42歳、会社員の男性。夫婦共働きで高収入。総資産も1億円をゆうに超えている相談者夫婦。しかし、激務のため、早期リタイアを考えているといいます。希望は叶うのでしょうか。

数字は細かいところで少し変えてはいるものの、大枠は外さない形で投稿してます。フィクションが多いのではという話もあるこのシリーズですが、少なくとも相談内容の投稿はほぼそのまま掲載されています。

回答は無難な内容

相談内容は、早期リタイアするにあたり、インフレ・介護費用・住宅等のリスクを考慮するとどのような形で資産を保有するのが良いか、といった感じ。リタイア理由は激務のためと書いていますが、現在は夫婦ともにわりとゆるく働けています。いつ激務に戻るかわからないので備えているという状況ですが、そのあたりは端折りました。回答しづらいだろうと想像してはいたものの、やはり期待したような回答はなかなか難しいよな、というのが大枠の感想です(むしろよく採用しましたね、この投稿)。

少し残念だったのは、記載した住居費が家賃補助控除後の額だと勘違いされてしまったことです。実際は別途支給されており、記載された額が実費でした。家賃補助が切れたら家賃が20万を越えるという想定も、港区千代田区あたりだと普通なんでしょうか。この勘違いのせいで、リタイア後の生活費も40万として計算されてしまったので、そこは残念でした。

考えるべきこと3点について

FPの方からは、以下の3点について考えて欲しい、というアドバイスがありました。

  1. 完全リタイアするかどうか
  2. 住宅を買うかどうか
  3. 今後の生活水準

完全リタイアするか

リタイア後は暇になるので、いくらか働くなりして社会と接点を持った方が良いとのご意見。これはごもっともで、私も縛りの少ない仕事をできないかここ数年ずっと考えています。コロナで現状の仕事がそれに近くなってしまったので緊急性はなくなったものの、今の仕事がダメになった後は別の仕事を探さないといけません。仕事自体はいくらでもありそうですが、条件の良いものとなるとなかなか難しそうです。今の仕事が恵まれすぎているんですよね。。

住宅を買うかどうか

そもそもの相談内容ですから、考えろといわれても考えた結果の相談ということなのですが…FPの方からは、家賃補助が出ている間は賃貸で良い、4~5,000万くらいなら買っても良い、都心は難しいが資産保全にはなりやすく、インフレ対策にもなる、都心の新築だと難しいので中古を探せ、というごくごく一般的なアドバイスでした。個別面談でもないですし、これ以上のアドバイスは難しいでしょうね。

私個人の考えとしても、4,000万ぐらいで買えるなら買っても良いかなという感じです。都心なら築40年オーバーの旧耐震リフォーム物件くらいでないと見かけませんね。妻の勤務形態次第と考えていて、このままリモート勤務が定着したなら少し離れた場所で買う機会も出てくるかもしれないと思っています。この緩和状況が続く限りはなかなか難しそうですが、何事も永遠に続くことはないので、辛抱強く機会を待つつもりです。

あとは、遠方の実家を維持するかどうかですね。フルタイムで東京で出社するなら維持する選択肢はゼロでしたが、今のような働き方なら2拠点維持することも不可能ではありません。東京は最低限の賃貸、もしくは安価な中古で済ましつつ、実家と分散して暮らして、状況によっては(親の介護や災害・戦争等)実家に避難、みたいなことも選択肢としてはあり得ると思っています。

今後の生活水準

生活水準は今のままを維持する予定です。記事では家賃の勘違いで月40万となっていますが、30万程度で想定しています。この手の相談で、FPは一般に運用益を考慮せず、取り崩し前提で計算しますから(このあたり、4%ルールをベースにしている昨今のFIREとはかなり違いますが、保守的で良いと思います)、1.7億を取り崩しで計算しなおすと47年分になります。現段階の平均寿命は超えていますが、余命や今後の長寿化、突発的な支出まで考えると取り崩しでは心許ないですね。

また、介護費用はまぁなんとかなるだろというざっくりとした回答。現状の介護施設の費用感で考えれば、高額有料老人ホームでなければなんとかなるのは事実といえば事実ですが、運用益を除外する保守性と比べてなんとも雑な感じ…未来が遠すぎて見積もるのは難しいですが、何かしらの根拠を元に、意見としてでも上限試算みたいなのがあると嬉しかったなぁ。。

とはいえ、雑な不安に対して回答いただいて有り難いですね。これまで自分であれこれ考えてきたことは、一般的な水準では十分そうに感じました。その中でも第一の検討事項は、やはりリタイア後の過ごし方なんでしょうね。直近一年間は完全引きこもり状態のセミリタイアを疑似体験したような状況でしたが、夏以降はあちこち移動しながらのセミリタイアを体験して感触を確かめつつ、引き続き良い仕事を探していこうと思います。

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